山形県中山町で2日、住宅地に近いリンゴ畑にイノシシ3頭が出没しました。警察や猟友会が出動し追い払われましたが、3日も周辺でイノシシ1頭が目撃されました。今も潜んでいる可能性があり町が注意を呼びかけています。

2日午後3時過ぎ、中山町のリンゴ畑で撮影された写真です。映っているのは3頭のイノシシたち。地面に鼻を近づけて、嗅ぎまわっているように見えます。

畑の持ち主の男性「これがイノシシの掘ったところやっぱりミミズミミズを食べたくて掘る」

出没した畑には、至る所にイノシシが土を掘り返した跡が残されています。

畑の持ち主の男性「驚きましたね（イノシシが）それも3頭突然だったので驚いた」

2日午後3時ごろ、中山町岡の山の近くの住宅地にイノシシがいるのを住民が発見しました。

イノシシはその後、出没した住宅地のすぐ東にあるリンゴ畑に逃げ込み、およそ1時間ほどエサを探して歩き回っていたということです。

撮影した住民「（イノシシのサイズはどのくらい？）このくらい。これでも猟友会の人は1歳くらいだと言っていた近くで見ると結構大きい」

2日は、警察や猟友会も出動し、爆竹を使って追い払う作業などが行われ、イノシシは近くのやぶの中に逃げ込んだということです。

畑の持ち主の男性「（イノシシが）下に来るのは初めて。74年住んでいるが今回が初めて。早く山に帰ってくれと思う」

近くの人の話しでは3日も午前9時ごろに同じ場所でイノシシ1頭が目撃されました。中山町は、イノシシがまだ近くにいる可能性もあることから注意を呼び掛ける看板を設置するとともにイノシシに出会った際は絶対に近づかないよう呼び掛けています。