米沢市の酒蔵で新酒づくりが最盛期 「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産登録で注目
米沢市でいま、年末年始に向けた日本酒の新酒づくりが最盛期を迎えています。
米沢市の酒蔵で店先に掛けられたのは、新酒の完成を告げる「杉玉」です。米沢市の老舗酒蔵「小嶋総本店」では11月から、ことし収穫された酒米を使った新酒の販売が始まり、仕込みはいまが最盛期です。年末年始の販売に向け、連日作業が進んでいます。
良いにおいがするが発酵は進んでいる?「発酵は進んでいてここから量を増やしていく」
小嶋総本店小嶋健市郎社長「一年で一番出荷が多く仕込みも本格化していて一年で一番忙しい時期」
日本酒は近年、インバウンドの需要が拡大しているといいます。また、12月4日には、「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されるなど、日本酒業界全体としても注目が高まっているということです。
小嶋総本店 小嶋健市郎社長「日本酒はまだまだワインに比べれば小さいマーケット。これを機により注目されればと思う。年末年始でお酒を飲む機会が多くなる。出来立てのフレッシュなお酒から寒い中で燗酒などおいしいお酒を飲んでゆっくり過ごしてほしい」
12月に仕込みが行われた日本酒は、早ければ2か月ほどで販売されるということです。