西川町の児童たちが町づくりのアイデア提案 子ども目線のパンフレットや名物メニュー
山形県西川町の小学生たちが30日、町づくりに対するアイデアを町職員や、観光関係者に提案しました。
「西川町民割引で水沢温泉にどんどん皆に入ってもらおう大作戦。おー!」
西川町役場で開かれた「町づくりの対話会」。プレゼンテーションをしたのは、西川小学校の3年生29人です。児童たちはふるさと学習の一環で町内の観光施設を巡ったり、学校の児童や保護者にアンケートを取ったりして考えた町を良くするための5つのアイデアを提案しました。
町のパンフレットへの提案です。
「ここでお願いがあります。僕たちは西川町や月山のことを調べる時に西川町で作っているパンフレットを使いました。読んでみると難しい漢字があって読めませんでした。ふりがなをふったパンフレットを作ってほしいと思った。そしてできれば優しい言葉を使った子ども用のパンフレットを作ってほしいと思いました」
西川町の名物といえば山菜です。そこに注目してこんな提案も。
「子どもの好きな山菜そばを皆に食べてもらおう!3年生に聞いたら山菜が苦手な人もいた。何が好きか聞いたら、コゴミ・ゼンマイ・タケノコ・ワラビでした。それを山菜そばにいれてほしいです。出来れば子どもの好きな山菜の天ぷらも作ってほしい。2つ目は器を小さくしてほどほどの量にしてほしい。鍋ではなくどんぶりなどにしてほしい」
発表の相手は、菅野大志町長をはじめ、町の職員や観光関係者です。
菅野大志西川町長「小学生もこんなに町のことを考えてくれているんだということは職員の励みになる。ちゃんと調査して現場に行くという事業を作る上での基本を改めて学び西川町の未来は明るいなと元気をもらった」
児童「少し緊張したけど最後までできて良かった。山菜チームの願いがいつか叶ったらいいなと思う」
児童たちの目線で考えた町づくりへの提案に、参加した人たちはうなずきながら聞き入っていました。