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西川町に「水道サポート隊」発足へ 住民が水道維持管理 成果報酬は温泉チケットや花火の観覧席

2025年3月7日 17:59
西川町に「水道サポート隊」発足へ 住民が水道維持管理 成果報酬は温泉チケットや花火の観覧席

町内の水道業者が少なくなっている西川町は水道の維持管理の一部を住民が担う実証実験を4月1日からスタートします。作業のスピードアップや住民意識の向上などが期待されています。

西川町が4月に始める実証実験は住民参加型で行う水道施設の維持管理業務です。主な業務は町内で年間200件ほど発生するという水道管の開け閉めや漏水の確認、さらに水道施設周辺の草刈りや雪下ろしなどこれまで町の職員が行ってきたものです。
町内の水道事業者が年々減少し、自治体の負担も増える中、住民を中心とした「水道サポート隊」を立ち上げ、町全体できめ細かな水道の管理を目指します。

菅野大志西川町長「いろんなところで老朽していて不具合が出てくるかもしれないがこれを役場職員だけでずっとやっていると目の前の仕事ばかりで水道事業の長期計画を作れなくなってしまう。サポート隊がどんどん業務を覚えてもらうとスピードの面でも安心安全を提供できる」

町は7日、水道のインフラ整備などを手掛けている東京の企業「メタウォーター」と連携協定を結びました。水道サポート隊は今後、ウェブ上で町からの依頼を受け、動画マニュアルなどを基に作業にあたります。依頼をこなしたメンバーには町内の温泉や花火大会を観覧席で楽しめる特典が得られます。

メタウォーター中村靖会長「水道施設が住民のものなんだと実感してもらうことが住民に関わってもらう一番大きな意義」

水道サポート隊にはすでに町民を中心に22人からの応募がありました。

水道サポート隊 斉藤勇さん「こういったことは初めてだからやってみなくちゃわからないということでやることにした。町内全体をやるのは無理かもしれないが、自分の地区の施設くらいだったらできるかな」

水道サポート隊 井上美恵子さん「災害があちこちで起きているので自分が勉強する一つのきっかけになるんじゃないか」

サポート隊は4月1日から1年間の実証実験を行い、本格運用を目指します。

最終更新日:2025年3月7日 19:24
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