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山形県内全域にインフルエンザ警報 過去10年間で最も早く発表 一定点当たり35.07人

2023年11月29日 16:01
山形県内全域にインフルエンザ警報 過去10年間で最も早く発表 一定点当たり35.07人

山形県は29日、県内全域にインフルエンザ警報を発表しました。警報の発表は4年ぶりで11月中の警報が出されたのは14年ぶりです。

県衛生研究所の発表によりますと、11月26日までの1週間に県内43の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1508人で前の週より271人増えました。これは14週連続の増加です。
一定点あたりの患者数は35.07人でインフルエンザ警報の基準となる30人を超えました。このため県は県内全域にインフルエンザ警報を発表しました。警報の発表は4年ぶりで、過去10年間で最も早い発表です。また11月中の警報の発表は2009年以来14年ぶりです。
1医療機関当たりの平均患者数は、保健所別に山形市が49.78人と最も多く、村山が45.6人、置賜が43.5人、最上が30.75人、庄内が11.08人で、庄内を除く保健所で警報レベルとなっています。
患者の8割近くが20歳未満で若年層を中心に感染が拡大しています。感染が拡大している一因として県衛生研究所は「去年までの3年間は、新型コロナへの感染対策を徹底したためインフルエンザが流行せず、インフルへの免疫が弱まっていることが考えられると」しています。
県は状況に応じたマスクの着用や小まめな手洗いや換気などの感染対策を呼びかけています。

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