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寒ダラ汁を炊き出しへ 石川・珠洲市の避難所で鶴岡のNPO法人 南陽市は公営住宅を提供

2024年1月11日 18:04
寒ダラ汁を炊き出しへ 石川・珠洲市の避難所で鶴岡のNPO法人 南陽市は公営住宅を提供
能登半島地震の被災者たちに、山形県庄内地方の冬の味覚・寒ダラ汁で温まってもらおうと、鶴岡市のNPO法人のメンバーが11日、被災地へ出発しました。12日に炊き出しを行います。

寒ダラ汁の炊き出しを計画しているのは、NPO法人「鶴岡災害ボランティアネットワーク」です。
11日正午ごろ、鶴岡市役所で管理栄養士などの現地入りするメンバー5人が、材料や支援物資を車の中に搬入していました。
提供する寒ダラは10日に水揚げされた4匹で、このうち3匹はアラや白身など部位ごとに分けて準備。野菜は白菜やダイコン、ネギ、岩ノリなど具だくさんです。材料はすべて市内の鮮魚店や庄内青果市場が無償で提供しました。炊き出しは現地ですでに活動を行っているNGOの協力のもと、石川県珠洲市の避難所になっている中学校で実施されます。

NPO法人鶴岡災害ボランティアネットワーク村井勢一 代表「本当にきびしい寒い状況の中で現地の人たちは過ごしている休まる時間になればうれしい」

一行は11日夜、富山県内で一泊したのち、12日早朝に珠洲市の避難所へ向かい、昼食の時間に合わせて寒ダラ汁500食分を振る舞います。
石川県などによりますと、今回の地震による犠牲者は11日までに213人が確認されています。また、あわせて22の地区で2500人余りが孤立しています。
前線や寒気の影響によって北陸地方は週末にかけて冷え込むことが予想され、被災地は一日も早い生活環境の改善が待たれます。

こうしたなか、南陽市は今回の地震で被災したエリアの住民で、南陽市民の親類だったり、縁故があったりする人に対して市の公営住宅を提供することを発表しました。現時点で5棟が提供可能で、問い合わせは南陽市総務課で受け付けます。
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