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山形県内のことしのコメ作況指数「やや不良」 大雨被害の庄内・最上地域は「不良」

2024年10月11日 19:53
山形県内のことしのコメ作況指数「やや不良」 大雨被害の庄内・最上地域は「不良」

東北農政局は11日、山形県内のことしのコメの作況指数を「やや不良」と発表しました。村山・置賜地域は「平年並み」となりましたが、ことし7月の大雨で大きな被害を受けた庄内・最上地域は「不良」となりました。

東北農政局 滝口精治 総括統計専門官「山形県がやや不良となっている」

東北農政局によりますと、9月25日現在の県産米の予想収穫量は10アール当たり去年より6キロ少ない583キロでした。10アール当たりの平年のコメの収量を100としたことしの作況指数は、村山が101、置賜が100の「平年並み」となった一方、庄内・最上はそれぞれ94の「不良」となりました。このため県全体の作況指数は97となり、東北で唯一の「やや不良」となりました。

東北農政局 井沢 秀幸 統計専門官「7月下旬の大雨による被害が作柄への影響が大きく、最上・庄内地域を中心に水稲の倒伏、浸水や冠水、土砂流入による被害が発生したため作況指数が下がっている」

特に最上地域は、村山・置賜地域と同様に生育は順調だったものの、大雨の影響による指数の落ち込みが顕著だということです。県内の稲刈りは終盤を迎えているとして、県は来年の栽培に向け要因を分析し、対策に取り組んでいきたいとしています。

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