山形県内のインフルエンザ患者数 3週連続で増加 置賜保健所管内が注意報レベル上回る
12月1日までに山形県内で確認されたインフルエンザ患者数は292人で、3週連続で増加しています。県は手洗いや適切なマスクの着用を呼びかけています。
県衛生研究所によりますと1日までの1週間で県内43の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は292人で、前の週より49人増加しました。特に置賜保健所管内では1医療機関あたりの患者数が19.5人となっていて、注意報レベルとなる10人を大きく上回っています。
保健所別にみると、最上が5・75人、山形市が5・22人、村山が3・1人、庄内が2.92人となっています。また、患者の8割以上が20歳未満となっていて、若年層を中心に感染が流行しています。感染予防対策として、県は、重症かを防ぐ早めのワクチン接種のほか、感染対策として手洗いやこまめな換気などを呼びかけています。
一方、乳幼児を中心に感染する手足口病の流行が続いています。1日までの1週間に確認された1医療機関当たりの患者数は5.64人で、前の週に比べ0・15人減少しました。患者数は6週連続で減少したものの、1医療機関あたりの患者数は国が定める基準を超え、20週連続で警報レベルとなっています。
手足口病は乳幼児を中心に夏場に流行する病気ですが県は引き続き、手洗いやうがいなど基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。