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手術の際のガーゼ1枚取り忘れ再手術 山形県立中央病院 男性患者の健康状態に影響なし

2024年3月11日 17:32
手術の際のガーゼ1枚取り忘れ再手術 山形県立中央病院 男性患者の健康状態に影響なし

山形市の県立中央病院で2月、50代の男性患者の胸の手術を行った際に誤って体内のガーゼ1枚を取り置き忘れる医療事故が起きていたことがわかりました。今のところ、患者の健康状態に影響は出ていないということです。

県立中央病院によりますと、2月上旬、50代男性の胸の手術を行いました。翌日、X線撮影で患者の体内を確認したところ、ガーゼ1枚が残っていることに気付いたということです。病院は家族に説明し謝罪した上で、もう1度手術をしてガーゼを取り出しました。男性の健康状態に今のところ異常はないということです。
原因について病院は「手術の前後で使用したガーゼを確認する際に数え間違いがあったと考えられる。また、医師による見落としもあった」などとしています。
病院では今後、使用したガーゼの枚数の確認を複数人で複数回行うなどして再発防止に努めるとしています。県立中央病院の武田弘明院長は「安心安全な医療を提供するため、 事故防止対策に取り組んでいく」などとコメントしています。

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