山形の高校モデルにモンゴルで日本式学校設立 国内トップレベルの教育機関に CEOらが講演
モンゴルから山形に留学し、帰国後に県内の公立高校をモデルに日本式の学校を設立した男性とその長女で学校のCEOを務める女性が山形市で31日、講演し、山形の教育で得た学びと今後の取り組みについて語りました。
山形大学を訪れたのはモンゴル人のジャンチブ・ガルバドラッハさんとその長女のガルバドラッハ・トゴスさんです。ジャンチブさんは1995年に来日し、山形大学に留学した後、モンゴルに帰り、日本式の教育機関「新モンゴル高校」を設立しました。高校のモデルとなったのが、長女のトゴスさんが通っていた県立山形西高校でした。
ガルバドラッハ・トゴスさん「当時モンゴルでは制服はなく、朝学校に来て勉強したらバイバイ。文武両道というか心も豊かに育っていく学校文化を作っていくことを山形西高から取り入れた」
新モンゴル学園は、現在、優秀な人材を輩出するモンゴル国内でトップレベルの教育機関となっています。ジャンチブさんはモンゴルの国会議員として公立学校にも日本の学校経営のノウハウを取り入れる活動をしています。
ジャンチブさん「学年主任というものが日本では当たり前にある。モンゴルではなかったが山形西高で教わり、新モンゴル学園で定着させて公立学校でも行っている。日本から借用して私立の新モンゴル学園で生かして公立の学校でやっている」
山形大学では、学生がモンゴルに滞在してモンゴルの学生に日本語を教えるなどのプログラムを行っていて、今後も人的交流を続けるとしています。