飯豊町を中心に発生した豪雨災害 最上川支流の復旧工事の6割以上が今年度中に完了見通し
おととし8月に、山形県飯豊町を中心に発生した豪雨災害で県は28日、被害があった最上川支流の復旧工事について、6割以上が今年度中に完了するとの見通しを示しました。
県議会の代表質問で、県政クラブの青木彰栄議員の質問に対し県の担当者が応えました。
県政クラブ・青木彰栄議員「令和4年8月の大雨を踏まえた最上川上流置賜地域緊急治水対策プロジェクトの進捗状況と治水対策を進めるにあたり河川環境に配慮した取り組みについて県土整備部長にお伺いいたします」
おととし8月の豪雨災害を受け、県や国交省などは河川の氾濫対策や復旧工事を集中的に取り組む緊急治水対策プロジェクトを実施しています。このうち県が担当する最上川支流の災害復旧工事について102か所中100か所に着手し、6割以上の66か所の工事が今年度中に完了するとしています。
一方、被害が甚大だった飯豊町の小白川・萩生川で行っている河川の幅を広くして水を流れやすくする改良復旧工事については。
県土整備部小林寛 部長「現在9割の工事に着手するなど順調に進捗している。引き続き令和7年度までの完了を目指し着実に取り組んでいく」
また県は治水対策工事について魚の通り道となる魚道を設置するなど環境にも配慮していると説明しました。