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大雨の影響で山形県内の海水浴場客激減 鶴岡市の温泉地では2500人分の宿泊キャンセル

2024年8月16日 17:30
大雨の影響で山形県内の海水浴場客激減 鶴岡市の温泉地では2500人分の宿泊キャンセル

7月から8月にかけて山形県内を襲った大雨や台風の影響で今シーズンの海水浴客が激減しています。鶴岡市の湯野浜海水浴場では来場者が過去5年で最も少なくなる見通しです。

16日午前、鶴岡市の湯野浜海水浴場を訪れました。海辺には家族連れなどがちらほら。海水浴客の姿はまばらな印象です。

海の家 さかえや菅原律子さん「今シーズン、思ったより厳しかった。7月最初は良かったが、それから全然、7月ダメだったので。お盆に期待していたが雨だったり台風とかで帰省客がもう早く帰ってきょうも少ない感じ」

湯野浜海水浴場は7月の大雨による被害は受けませんでしたが、周辺の宿泊施設でキャンセルが相次ぎました。鶴岡市によりますと月25日から29日までの間に湯野浜の宿泊施設14か所のうち8施設で合わせて416件、1359人分のキャンセルが出ました。湯野浜に加え、湯田川・由良・あつみの4つの温泉地あわせると831件、2559人分のキャンセルがあったということです。
大雨で最上と庄内を結ぶ国道47号が通行止めになっていたことも客足が遠のいた要因とみられます。

東根から来た親子「初海。プールも行ってない雨ばっかりで。戸沢の方を通ってきたが時間はそれほどかからなかったが水害がひどかった。国道47号通れないと来づらい。西川通ってくるしかないので時間が20~30分違う」

また湯野浜温泉観光協会によりますと8月初めに予定されていた酒田の花火大会の中止が決まると宿泊施設のキャンセルが相次いだということです。

今シーズンの来場者は過去5年で最も少なかったおととしよりも1万人少ない13万人ほどに落ち込む見込みです。

海の家 さかえや菅原律子さん「あしたとあさっての土日の休みにかけて皆さんにぜひ最後の夏、海に来てほしい」

天候に左右された県内の海水浴場。18日には10か所で今シーズンの営業が終了、残る小波渡海水浴場は20日までです。

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