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川幅の拡張や川底の掘削 大雨で氾濫した酒田市の荒瀬川の改良復旧事業 山形県が住民説明会

2025年3月14日 18:09
川幅の拡張や川底の掘削 大雨で氾濫した酒田市の荒瀬川の改良復旧事業 山形県が住民説明会

去年7月の記録的大雨で大きな被害が出た酒田市の荒瀬川などの改良復旧事業について住民説明会が開かれました。県側から氾濫を防ぐための対策案が示され、意見が交わされました。

この説明会は去年7月の大雨で氾濫した酒田市の荒瀬川を含む日向川水系の河川を管理する県が12日、開いたもので、会場には流域の住民20人余りが参加しました。
説明会で県は、荒瀬川の河川整備計画の素案を示しました。
素案によりますと、大雨で氾濫した荒瀬川のあわせて15.9キロ区間で川幅を広げたり、川底を掘り下げたりするほか、堤防のかさ上げなどを行い、去年7月の大雨と同じ規模の洪水でも氾濫を防げるようにする方針です。県の説明に対し住民からは「広げる川幅の有効活用」や「川だけでなく山の斜面の大雨対策」などを求める声が上がりました。

住民は「せっかく広くなった川幅を遊水地とかに利用できないものかと」
住民は「流木が橋りょうに引っかかって全てそこから越水、濁水があふれ出た。県の方から国の方へ治山の方へも力を入れて頂けるようよろしくお願いしたい。」

県は近くホームページで住民の意見を聞く「パブリック・コメント」などを行って、整備計画の原案を作成する予定です。その後、酒田市など関係機関との協議を経て早ければことし5月末にも国に整備計画を申請する方針です。

最終更新日:2025年3月14日 20:19
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