大雪の影響で断水か 去年の2倍7メートル超える積雪の天元台高原スキー場が臨時休業
スキーシーズンでにぎわう米沢市の天元台高原が連日の大雪の影響で2月21日から断水していることが分かりました。天元台高原は25日と26日臨時休業となりました。
断水しているのは天元台ロープウェイの「天元台高原駅」と、レストランを併設する宿泊施設の「アルブ天元台」、それに営業中のペンション4棟全てです。天元台高原では大雪の影響で、水源地からの配水設備に破損や詰まりが発生した可能性があるとして設備の点検や修理のため、25日と26日の2日間、臨時休業となりました。
24日までの3連休中は、宿泊施設利用者らの生活用水をポリタンクで提供するなどの対応を取りました。
スキー場では25日も原因調査が行われていました。
天元台・山田長一社長(あそこが水源?)「はい。きょうで原因調査は3回目。金曜土曜と行ったが原因が分からず」
今シーズン、天元台高原の積雪は7メートル20センチ。去年の2倍以上となっています。
山田長一社長「積雪がここまでの高さになることはちょっとない」「全く水は出ないという状況」
ロープウェーなどの運営主体である天元台によりますと、2月21日の朝から敷地内のタンクの水量が減少し、その後断水となりました。天元台高原では、山の伏流水を水槽に貯め長さおよそ1キロの配水管で建物へと送っていましたが、雪に埋もれていて原因調査は難航しています。
山田長一社長「水の漏れている現象が見つからず困っているところ」
市によりますと年1回、設備の点検や水質調査を行っていますが、去年6月の点検では異常は確認されなかったということです。
山田長一社長「きょう、あす予約や利用を断っている状況なのでなんとか原因究明をして早く改修したい」
天元台高原駅の近くで30年以上営業している「ペンションかもしか」によりますと、大規模な断水は初めてだということです。現時点で断水の復旧の見通しは立っておらず、天元台は27日以降の営業再開については、26日夕方までに判断したいとしています。