大雪の農業被害相次ぐ山形県内 県が復旧や除雪の費用補助など緊急対策実施
山形県内でこの冬、大雪の影響による果樹の枝折れやパイプハウス倒壊など農業被害が相次いでいることを受け、県は復旧や除雪の費用を補助するなどの緊急対策を実施することを決めました。
このうち、大雪で被害を受けたパイプハウスや農機具の修理費、枝折れした果樹に使用する薬剤の購入費などについては、県が3分の1、市町村が6分の1を補助します。
農道の除雪や除雪機の燃料購入にかかる費用などは、県が4分の1、市町村が4分の1以上を補助します。
農地に散布する融雪剤の購入費については、県が4分の1、市町村が12分の1以上を補助します。
一方、被害を受けた生産者に対する資金の貸し付けも実施します。対象は、種苗や薬剤などの購入費と施設の復旧にかかる費用で、貸し付けの利率は0.9%に引き下げられ、金融機関によっては無利子化または低利子化する場合があるということです。
補助などの申し込みは、各市町村の担当課で準備ができ次第、受け付けることにしています。