ひな祭りに向け 山形県産木材を使った「ひな人形」づくりが盛ん 米沢市
3月3日は桃の節句「ひな祭り」です。山形県米沢市ではいま、山形県産木材を使用したひな人形が作られています。
米沢市の工房で作られているのが「延寿雛」です。縁起が良いとされるエンジュの木など4種類の木材で製作。また、着物が折り重なる様子を木目で表現しています。
幸林工芸・佐藤健一さん「使用している材料がエンジュとイタヤサクラとケヤキ。木目を生かしながら顔の絵付けなどをせず、木だけで表現している」
米沢市の工房「幸林工芸」では、客からの要望を受けて20年以上前からエンジュの木を使用したひな人形を制作しています。
ことしの受注は30体ほど。
佐藤さんは木の色合いだけではなく人形に触れて木の触感も楽しんでほしいと話します。
幸林工芸・佐藤健一さん「なでることでつやが出てアメ色に変わっていく。お孫さんやお子さんと一緒になでるなどして楽しんでほしい」
この延寿雛は、米沢市の道の駅などで販売されています。