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端午の節句 生活スタイルに合わせコンパクト化進む 収納も簡単に 山形市で取材

2024年4月3日 18:22
端午の節句 生活スタイルに合わせコンパクト化進む 収納も簡単に 山形市で取材

5月の節句というと何を思い浮かべますか?こいのぼりやかぶとなど節句の飾りがありますが、いま、住む場所や生活スタイルに合わせて、形や大きさが変わっているということなんです。端午の節句の現状を山形市で取材しました。

中川悠アナウンサー「山形市の節句の人形などを取り扱っている、こちらの店舗では、天井に5メートルのこいのぼりが展示されています。これは、10年ほど前までよく買われていた。令和の今の時代には、どのようなものが、人気になっているのでしょうか?」

1か月後に控える5月5日の子どもの日に向けて、いま、端午の節句に飾るこいのぼりやかぶとそれに人形の販売商戦がピークを迎えています。最近は、核家族化や、生活スタイルの変化により、求める飾りが変わってきているということです。

三沢商事・三沢英昭代表取締役「最近の傾向はだいぶコンパクトになってきている。兜の平飾りや、兜の収納飾り、全体的にはコンパクトで収納できる物が多くなってきている」

三沢さんによりますと、いまから2~30年ほど前は、3世代で物置がある一軒家に住む世帯が多く、収納や管理に困りませんでした。今はマンションに親子だけで生活する家庭が多く、それに伴い、かぶとのコンパクト化が進んでいるといいます。

三沢代表取締役「以前ですと床の間に飾っていた。最近は住環境が変わって、和室の部屋がなくなってきている。床の間よりもサイドボード、リビングボード、カウンターの上に飾るとかが多くなってきている」

簡単に収納できるというかぶとはかぶとや剣などのパーツを分解して、箱や袋にいれるだけ。パーツも細かくないため、子どもと一緒に会話を楽しみながら片付ける家庭も多いといいます。6分ほどで収納できました。

中川悠アナウンサー「飾っているときにコンパクトさも大事になってきますが収納に場所が取らないのはありがたいポイントになりますね」

かぶとだけでなく、こいのぼりも変わってきています。

三沢代表取締役「本来は外で泳がせるのがこいのぼりですが段々コンパクトになり室内飾りができた。更には卓上に飾れるような小さいこいのぼりまで準備している」

買い求めにきた女性に話を聞いてみました。

母親「自分が住んでいる家に合う、コンパクトでデザイン性が高いものを両親と相談して決めた。1年に1回のイベントなので生活する上で必要が無い時はしまっておけるのがいいと思った」

最近のかぶとは大きさに加えて価格も変化していて、30年ほど前は、70万円から80万円のものが多かったそうですが今はサイズの縮小やデフレの影響などもあり15万円前後が多くなっているということです。

三沢代表取締役「昔は山形は同居家族が多かった。いずれは実家に戻るかもしれないとしても今はアパート・マンション暮らし。そこを基準に飾るスペースやしまうスペースを考えるのでどうしてもコンパクトになる」

端午の節句の飾りは、例年1月から購入する人が増え始め、4月の中ごろにかけて、ピークを迎えるということです。

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