非常に強い台風10号は午後4時現在、ゆっくりとした速さで九州南部に接近しています。山形県内を含む東北地方には9月2日ごろ接近するとみられています。

気象庁によりますと、非常に強い台風10号は28日午後4時には鹿児島県の種子島・屋久島地方を暴風域に巻き込みながらゆっくりとした速さで北に進んでいるとみられます。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートルとなっています。今後、山形県を含む東北地方には9月2日ごろ接近するとみられています。
山形地方気象台によりますと、県内はこれまでのところ台風の影響を直接受けていないものの、現在、東北地方に停滞する秋雨前線や暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっています。県内は28日夜遅くにかけて大雨の所がある見込みです。県内で29日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で80ミリとなっています。
気象台は今後、台風の接近に伴い県内の気象状況も変わる可能性があるとして、最新の気象情報を小まめに確認するよう呼びかけています。