まもなく有権者になる高校生たちに選挙に関する正しい知識や重要性について理解を深めてもらおうと酒田市で9日、高校生による模擬投票が行われました。

この出前講座は、酒田市選挙管理委員会が市内の各高校で行っていて、酒田南高校では初めて開催されました。講座には来年以降に選挙権を得る2年生の生徒およそ150人が参加。選管の職員から選挙の仕組みや投票参加の重要性ついて説明を受けた後、実際の選挙で使用するものと同じ材質の投票用紙や投票箱を使って模擬投票が行われました。

参加した生徒は「あまり知らなかったので、これを機会に、ちょっと深めていきたい」「どんな感じでやるんだろうと思ってました。本番でも（投票を）やってみたいと思いました」

直近2022年の参議院議員選挙で酒田市内の10代の投票率は26.79パーセントで、県全体の10代の平均より12ポイント以上低く、市選管はこうした啓発活動で投票率のアップにつなげたいとしています。