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決壊した沼を調査 地域災害と防災テーマに研究成果披露 山形県内で土木建設を学ぶ高校生の発表会

2025年2月18日 17:55
決壊した沼を調査 地域災害と防災テーマに研究成果披露 山形県内で土木建設を学ぶ高校生の発表会

土木建設を学ぶ高校生たちが研究の成果を披露する発表会が18日、山形市で開かれました。

この発表会は、高校生に建設業へ理解を深めてもらおうと、県建設業協会がことし初めて開きました。土木や建設を学ぶ県内5つの高校が参加。3年生24人が、それぞれのテーマで日ごろの研究で分かった、建設業に関する課題や対応を発表しました。このうち県立米沢工業高校は、2022年8月、置賜で起きた豪雨で決壊した川西町の「鏡沼」を調査し、地域災害と防災をテーマに研究の成果を披露しました。

発表「斜面中腹にある鏡沼は降雨が流入しやすくなっていたと考えられる。地面が舗装されて雨水が浸透せず流下することで鏡沼には想定以上の雨水が流れ込んだことも要因のひとつと考えられないでしょうか」

県立米沢工業高校舩山美穏さん(3年)「土木は天気や回りの環境が大事。調査に行けなかったり多くのため池を見に行き大変だった。インフラ整備など多くの人々の役に立てるよう生かしていきたい」

ほかにも、地元企業と連携し、重機の乗車体験やドローンの操縦体験を通して建設業の魅力を発信する取り組みなどが発表されました。

県立酒田光陵高校梅津陽真さん(3年)「ことし1年間の活動で学んだことがたくさんあるので建設業の課題を見つけやっていきたい」

卒業後は、建設業に進む生徒が多く、高校3年間で学んだスキルを生かしていきたいと話していました。

最終更新日:2025年2月18日 20:19
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