山形県内10日夜から11日にかけ大雨に 大雨警報は全域で解除 12日夕方にかけ土砂災害に注意
山形県内は10日夜から11日にかけて、大雨となった所がありました。大雨警報は県内全域で解除されましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、12日夕方にかけ土砂災害に注意が必要です。
山形地方気象台によりますと、県内は警報級の大雨の恐れはなくなりましたが、11日も県内は大気の状態が不安定となり所によって雷を伴った強い雨が降る見込みです。
今月6日の降り始めから11日午前5時までに降った雨の量は最上町向町で318・5ミリ、最上町瀬見で294・5ミリ、真室川町差首鍋で289ミリなどとなっています。
12日午前6時までに予想される24時間降水量は、県内全ての地域で多い所で40ミリとなっています。
最上町全域の2780世帯・7486人と金山町の一部地域の154世帯・434人を対象に発表されていた高齢者等避難は、11日朝までに全て解除されました。大雨警報は11日午前10時過ぎに全域で解除されました。気象台は、これまで降った雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、12日夕方まで土砂災害に注意を呼び掛けています。
交通機関への影響です。JR山形支店によりますと、11日のJR羽越線は普通列車が吹浦駅と秋田県の羽後本荘駅の間で、始発から昼ごろまで運転を見合わせています。「特急いなほ」は一部列車で通常通り運転しています。JR陸羽東線は土砂崩れの影響で、新庄駅と宮城県の鳴子温泉駅の間で始発から運転を見合わせています。11日午後4時以降に復旧が完了次第、運転を再開する予定です。