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ひき逃げ死亡事件 男に懲役2年6か月の実刑判決「通勤優先し自分勝手で悪質」山梨

2025年3月13日 14:57
ひき逃げ死亡事件 男に懲役2年6か月の実刑判決「通勤優先し自分勝手で悪質」山梨

 去年12月、北杜市の国道で男性がひき逃げされ死亡した事件の裁判で、甲府地裁は13日、契約社員の男に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

 北杜市高根町清里の契約社員、長田正秀被告(60)は去年12月の早朝、市内の国道で軽乗用車を運転中に男性をはね、現場から逃走したひき逃げなどの罪に問われています。はねられた神奈川県相模原市の輿水勲さん(81)は約9メートル下の路上に転落し、死亡しました。

 これまでの裁判で長田被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、検察側は長田被告が警察の調べに「シカだと思った」と話し、出勤途中で遅刻できずに現場を立ち去った経緯を明らかにしていました。

 13日の裁判で甲府地裁は「事故後、職場に向かうことを優先し、衝突した対象を確認せず立ち去ったのは自分勝手で悪質」と指摘。懲役4年の求刑に対し、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

最終更新日:2025年3月13日 14:57
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