台風10号の影響 県内は29日午後から大雨の見通し 観光農園はブドウの発送を前倒し 山梨県
非常に強い台風10号は午後6時現在、屋久島付近をゆっくり進んでいます。県内は29日午後から大雨となる見通しで、笛吹市の観光農園ではブドウの発送に向けた作業を前倒すなど対応に追われました。
非常に強い台風10号は屋久島の西南西およそ40キロを北にゆっくり進んでいます。甲府地方気象台によりますと、県内は29日午後から台風の影響でさらに大気の状態が不安定になり激しい雨が降る見込みで、夜からは大雨となる恐れがあります。
29日は1時間に40ミリの激しい雨が降るところがある見通しで、29日夕方までの24時間の予想降水量は県内の多いところで60ミリ、30日夕方までに峡南・富士五湖で150ミリ、中北・峡東・東部で80ミリなどとなっています。
こうした中、発送作業の前倒しを決めた笛吹市の観光農園では、ブドウの収穫などに追われました。通常時の2倍以上の箱詰めをする必要があり、家族が総出で作業に当たっていました。
笛吹市の観光農園は
「風や雨が心配で揺れて傷ものになったりするので、そうならないように早めに切ってお客さんに送るようにしています」
こちらは自治体が発表する避難情報とその警戒レベルを示したものです。「警戒レベル5」は何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況を指し、直ちに身の安全の確保を呼びかけるものです。「警戒レベル4」は市町村から避難指示が発表されている状況です。 気象庁は避難所などへの避難が困難な場合、頑丈な建物のできるだけ上の階に移動する「垂直避難」なども呼びかけています。