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通信制高校の生徒が過去最多「ニーズ高まっている」4年連続の増加…そのワケとは? 山梨県

2024年8月28日 19:42
通信制高校の生徒が過去最多「ニーズ高まっている」4年連続の増加…そのワケとは? 山梨県

 県は28日、学校の生徒数などの調査結果の速報値を公表しました。生徒数の減少が目立つ一方、通信制高校の生徒数は過去最多を更新しました。どうしてなのか、理由を探るべく現場を取材しました。

 学校基本調査の速報値によりますと、県内の学校に通う在学者数は9万8544人でした。小学校や中学校、全日制・定時制高校の在学者数は減少が続いていて、小学校と中学校では過去最小となりました。

 こうした中、生徒数が4年連続で増加し過去最多を更新したのが通信制高校です。近年では県内での学校数も増え、2020年度と比べると生徒数は倍増しています。

 第一学院高等学校甲府キャンパスです。こちらの通信制高校には現在、135人の生徒が在籍しています。

第一学院高校 島崎芳行 甲府キャンパス長
「(生徒数が)増えているという現状はある。ひと昔前だと通信というとネガティブな印象もあるかと思うが、今は一つの選択肢として通信制高校は認められているのだと感じる」

 通信制高校の最大の特徴は、決められた時間に縛られずに学習に取り組めること。自分の都合や体調に応じて、学習することが可能です。

生徒は
「2年生の頃に転入したんですけど、周りのペースに合わせずに自分のペースやれるのがいいところだと思う」「中学生の時に全然学校に行けていなくて友達が欲しいなと思っていたので、他の通信にはない登校して友達と一緒に勉強できるというところにひかれた」「(将来は)テレビ局に勤めたくて教員にもなりたかったので。大学に行って教員の勉強をして、最終的に迷おうかと思っている」「ITパスポートを取ったり、そういう資格も取っていこうと思っている。先生たちが親身にサポートしてくれるので大丈夫だと思う」

 学校では今後も進学の際、通信制高校を選択肢の一つとして選ぶ生徒が増えてくるのではないかとしています。

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