マイコプラズマ肺炎 県内でも患者増加 専門家「せきが1週間続いたら受診を」山梨
全国的に感染が拡大している「マイコプラズマ肺炎」。県内でも例年に比べて患者数が増えています。これから冬にかけて流行が本格化する恐れがあり、専門家が注意を呼び掛けています。
マイコプラズマ肺炎は細菌に感染することで起こる呼吸器感染症です。子どもの感染が多く、せきや発熱、頭痛などの症状が出ます。
県内では夏ごろから患者数が増え始め、8月以降に急増。10月7日からの1週間で1医療機関あたり1.3人となり、データが残る2020年以降、初めて1人を上回りました。直近の1週間は0.9人と若干、減少しましたが、依然として高い水準だとしています。
山梨大付属病院 呼吸器内科 副島研造 教授
「秋から冬にかけてはやりやすい病気で今後増える可能性に注意しなければならない。お子さんが多くて比較的人口密度の高い地域がリスクの高い地域」
本来は秋から冬にかけてが流行シーズンで、今から家庭内感染などに注意が必要だといいます。
山梨大付属病院 呼吸器内科 副島研造教授
「今までコロナ対策でやってきたのと同じようにしっかりとマスクや手洗いをしてもらうことで、爆発的な感染は必ず防げる」
副島教授はマスクの着用など基本的な感染対策のほか、1週間以上、せきが続いたら受診してほしいと呼びかけています。