静岡県から忍野八海まで、無許可で客を運ぶいわゆる「白タク」行為をしたとして、ペルー国籍の男2人が逮捕されました。

　道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、静岡県小山町の観光業、コルテス・タジリ・フェリックス・イグナシオ容疑者（57）らペルー国籍の男2人です。

　警察によりますと、2人は7月15日、静岡県の清水港から忍野八海まで自家用車に外国人観光客を乗せて無許可でタクシー営業をした疑いが持たれています。

　コルテス容疑者がSNSなどで乗車する観光客を募り、もう一人のトレス・エダ・イバン・エドワード容疑者（60）が運転手役だったということです。

　ルートは清水港を出発し、山梨などの観光地を経由して、清水港に戻るものでした。

　警察は2人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、乗客に報酬として数万円を要求していたということで、余罪があるとみて調べています。

　富士北麓地域では他にも白タク行為が確認されていて警察が警戒を強めています。