×

【速報】京都市の水道水「カビ臭く」基準値超え 原因は「連日の猛暑で琵琶湖の植物プランクトン増加」20年ぶり

2024年8月15日 18:10
【速報】京都市の水道水「カビ臭く」基準値超え 原因は「連日の猛暑で琵琶湖の植物プランクトン増加」20年ぶり
琵琶湖(資料)

 京都市は、15日、市内に供給している水道水に含まれる「カビ臭」の原因物質のジェオスミンが、市が定める基準値を超えたことを発表しました。水源の琵琶湖でカビ臭の原因となる植物プランクトンが増加していることが原因ですが、健康には影響はないとしています。

 京都市上下水道局によりますと、ジェオスミンの濃度は水1リットルあたり10ナノグラム以下と設定されていますが、15日に行われた水質検査では、1リットルあたり14ナノグラムのジェオスミンが検出されたということです。

 水質検査は毎日実施していて、ジェオスミンの濃度が基準値を超えるのは、2004年9月以来、20年ぶりです。

■原因は「猛暑で琵琶湖の植物プランクトンが増え、ジェオスミンの濃度が高まった可能性」

 原因について、上下水道局の担当者は「雨が少なく水の入れ替わりが少なかったことに加え、連日の猛暑により、琵琶湖の植物プランクトンが増え、ジェオスミンの濃度が高まった可能性がある」としています。

 ジェオスミンに毒性はなく、水を飲んでも健康への影響はないということですが、臭いが気になる時は、水道水を5~6分間煮沸することで臭いを軽減させることができるということです。

読売テレビのニュース