【祈り】5万5000人が追悼に…地震発生の12時間後、午後5時46分にも黙とう捧ぐ【震災30年】
阪神・淡路大震災の追悼行事が行われている神戸の東遊園地では午後5時46分から黙とうがささげられます。
あたりはすっかり暗くなりました。まもなく地震発生から12時間後の午後5時46分です。
「黙とう」
あの日から30年となる17日、この東遊園地には午後5時現在、5万5000人の方が追悼に訪れているということです。
「1.17のつどい」の実行委員長の藤本真一さんにお話を伺いました。「『つどい』は語り継ぎの場であり、何か理屈でないことを共有できる場であり、被災地同士の結びつきを確認できる場所」だとおっしゃっていました。「ただこの日を思い返すだけでいいのか。この先目指すのならば『つどい』の形も変えていかなくてはいけないのではないか」と継承への課題も語っていました。
ただ一方で「どの被災地でも、この神戸の『つどい』を知らない人は今ほぼいなくて、全国の被災地にとって神戸の頑張りが力強い励ましになっていると実感している」とも話されていました。