“無料K-POPライブ”縮小案でも否決「妥当性を問う議論が不十分」予算案に反対多数 奈良県
奈良県知事が今年秋に開催を表明している韓国との交流イベントをめぐり、関連事業費を含む新年度の一般会計予算案が18日、県議会の委員会で否決されました。
奈良県が計画する無料K-POPライブをめぐっては、県議会の一部から経費削減などを求められ、事業費を当初の9分の1ほどに圧縮していました。しかし、18日、新年度予算案を審議する委員会で、ライブのあり方について、「妥当性を問う議論が不十分で、目的に一貫性を見出しづらい」などと県議から疑問の声が相次ぎ、予算案は反対多数で否決されました。
奈良県・山下 真知事
「議会にかなり歩み寄って予算案を作成したつもりだったので、今回の否決については、反対理由について理解に苦しむところがある」
委員会で当初予算案が否決されるのは2年連続です。県側の原案に対し、「自民・無所属の会」は今後、修正案を提出する予定で、来年度のイベント開催は不透明な情勢です。