日銀利上げで円高株安へ 日銀総裁「景気にマイナスの影響ない」プラスとマイナス暮らしへの影響は?
急速に進んだ円高。
円相場は1日、一時、約4か月ぶりに1ドル=148円台に。7月31日から5円近く円高に進行しました。
さらに株価は。
東京株式市場で、輸出関連銘柄を中心に売り注文が広がり、日経平均株価は一時、1300円以上値を下げ、東京の金融市場は大荒れの展開に。
きっかけとなったのは…
7月31日、日本銀行は0から0.1%だった政策金利を、0.25%程度に引き上げることを決定。「金利のある世界」が戻ってきました。
日銀・植田総裁
「景気に大きなマイナスの影響を与えるということではない」
さっそく、金融機関も動きを見せました。メガバンク3行は円預金金利の引き上げを発表。今後、他の銀行にも波及していくとみられます。
日銀が利上げを決めたことについて、大阪市内のスーパーマーケットは。
フレッシュマーケットアオイ 内田寿仁社長
「円安がちょっと解消されたということですので、外国産の生鮮食品、肉でも魚でも調達コストが下がるのは間違いないと思う。将来的には値下がりということも考えられる」
円高が進めば、消費者にとってプラスになることも。
80代客
「全体的に値段が下がってほしい。 なんでも高い」
記者
「価格が下がったら うれしい?」
80代客
「そりゃそうやわ」
一方でこんな人も…。
20代客
「株やってるので株が安くなるのが心配」
プラスとマイナス。両方の影響が考えられる金利の上昇。私たちの暮らしは良い方向に向かうのでしょうか。