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兵庫・斎藤知事の不信任決議案を立憲会派提出へ 維新は結論持ち越し 県民「早くして」「普通辞める」

2024年9月2日 17:38
兵庫・斎藤知事の不信任決議案を立憲会派提出へ 維新は結論持ち越し 県民「早くして」「普通辞める」

 兵庫県の斎藤元彦知事の一連の疑惑をめぐり、「不信任決議案」の提出を探る動きが加速しています。

 斎藤元彦 知事(2日)
「いま百条委員会が調査が進んでいます、これから第三者機関についても 調査が進みつつあるので、ここに私はしっかり対応していくという思いです」

 調査への対応と、次の議会に向けた準備をするとして2日、改めて辞職を否定しました。
 パワハラやおねだり疑惑を突き付けられている斎藤知事は先週、百条委員会で初めて証言し、改めてパワハラを否定。

(Q、“パワハラ疑惑”について)
 斎藤元彦 知事
「パワハラかどうかは私が判定するというよりも、それは百条委員会とか第三者委員会が判定するものだと思いますけど、私は自分が行った行為で不快に思われた人がおられるのであれば、そこは本当にお詫びしたい」

(Q、告発者の処分は適切か?)
 斎藤元彦 知事
「(告発文は)事実でないことが多く含まれ、誹謗中傷性の高い文書だと私、県としては認識しましたので、調査をして処分した。その処分は適切だったと思う」

 「反省」を口にしつつも指導としての正当性を主張。職員らとの受け止めのズレが浮き彫りになった形です。

 立憲民主党の県議ら9人でつくる「ひょうご県民連合」は、「県政の停滞を解消するには辞職しかない」と主張。9月19日に始まる県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。

 3年前の知事選で斎藤知事を推薦し、今回の疑惑では真相究明を優先する立場をとってきた日本維新の会は…。

 日本維新の会 吉村洋文 共同代表
「他の会派がどう判断するかよりも、日本維新の会としてどう判断するかの方が大切。9月6日に、また斎藤知事本人の証人尋問がある。そして日本維新の会としての判断、これも6日を踏まえて党として判断する」

 「不信任決議案」が可決されると「自らの辞職」か「議会の解散か」を迫られる斎藤知事。
 2日、街では…

 兵庫県民
「(不信任決議案の提出は)遅いと思いますわ。それまでにあの人が辞任してくれると思ってたかもしれないですよね。なんでそこまでしがみつくんかなと思って。普通だったら辞めますよね」
「(不信任決議案の提出は)決して遅くないと思いますよ。不信任決議とかは早くして。でも、斎藤さんは辞職しないんじゃないかな…」

 斎藤知事の「不信任決議案」をめぐり、思惑が交錯する兵庫県議会。 各会派がにらむ「斎藤おろし」のシナリオとは…

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