【速報】龍谷大平安高・野球部で原田監督が部員2人にノートなどで繰り返し叩く“体罰”監督は『退職』

高校野球の名門、京都の龍谷大平安高校の原田英彦監督が、部員に暴力をふるった問題で、高校が5日が記者会見を行い、体罰について謝罪するとともに、原田監督が「退職」したことを明かしました。
高校によりますと、2月14日に野球部の生徒が授業を欠席した部員に担任が聞き取ったところ、「監督から暴力を受けた」と訴えたことで事件が発覚。
前日の2月13日夜に、食堂のロビーで、原田監督が2人の部員に対し頭を叩くなどの暴行したということです。このうち1人に対しては、ノートで頭や肩、のどを叩くなど、合計10回以上叩いたということです。
原田監督は暴行を認め、自宅待機の措置が取られ、高校は調査委員会を立ち上げて部員らへの聞き取りを行うとともに、高校野球連盟に報告。原田監督からは「退職届」が提出されたということです。4月までの間は川口知哉コーチが監督代行を務め、4月以降の体制については「検討中」としています。
龍谷大平安高校の山脇護校長は5日の記者会見で、「被害生徒はもちろん、保護者や他の部員など、関係者に多大なご心配・ご迷惑おかけしたこと、誠に申し訳ございません」と謝罪し、「今後二度とこのような体罰が絶対に起きないように、暴力を容認しないスタンスで努めてまいりたい」と語りました。
龍谷大平安高校は、甲子園出場は春夏通じて全国一の76回を誇り、1993年に就任した原田監督は、2014年の春の選抜大会で優勝するなど、野球部を19回、甲子園に導いています。