【ナゼ】給食の残りで『まかない』を作り調理員が減給処分!? 「廃棄するのはもったいない」「遅くまで働いている教職員に作ってあげたかった」 切実な思いの一方“やりすぎな行動”も…一体何が?
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給食を巡って今、ある出来事が物議を醸しています。京都市内の小学校の給食調理員として働く2人の女性。給食で残った食材が「もったいない」という理由で『まかない』を作り、減給処分になったといいます。さらに衝撃の事実も明らかに…。一体、何があったのか―?
■ダメだと知りながら給食の残りで“まかない作り” 切実な思いから始めた行動がエスカレート⁉
処分を受けたのは京都市内の小学校に勤める3人。60代と50代の給食調理員の女性が減給処分となり、校長も事態を知っていながら対応しなかったとして、訓戒処分となりました。
問題の行動が始まったのは2022年度。60代の給食調理員が、給食の残り物を使い、『まかない』として『おにぎり』や『から揚げ』などを作っていたということです。
2023年度以降は、50代の給食調理員が加わり、給食の残りに加えて、調味料や野菜を持参して、一緒に調理をしていたとのことです。さらに、それを職員室に持っていき、教職員にも提供していたといいます。
給食の残り物で『まかない』を作った理由として、2人は「廃棄するのはもったいないという気持ちから作り始めた。遅くまで働いている教職員に作ってあげたかった」と話しています。
なぜ給食の残り物で『まかない』調理が禁止されているのか。その理由について、京都市の教育委員会は「国の基準に基づき、残った食材は適切な方法で管理・廃棄していて、また衛生管理上、給食室に私的な食材を持ち込むことを禁止している」としています。
一方、処分された給食調理員2人は、実は給食の残りだけでなく、児童の食材から『まかない用』として、事前に確保したこともあったそうです。
2024年6月に寄せられた匿名の通報がキッカケで発覚したこの問題。2人は、ルールを知りながら、『まかない』を作っていたといいます。
これに対し、街の人たちの反応は―。
(街の人)
「残して捨てるくらいなら誰かが食べた方が(いい)」
(街の人)
「僕は“なし”かな。そこはちゃんとせなあかん」
環境省によりますと、給食の生徒・児童1人当たりの食べ残しは、年間で7.1kgになるとのことです。食品ロスの問題もありますが、京都市の場合、子どもたちの食べ残しは、リサイクル業者に出して、家畜の餌などにしているといいます。
(「情報ライブ ミヤネ屋」2025年1月31日放送)