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【注目】「2017年を機に、人生が大きく変わっていく」小室圭さんの母・佳代さんが綴る“騒動”の舞台裏 圭さんと眞子さんとの婚約発表を機に一変した日常、自身の金銭トラブルや知られざる親子関係…初めて明かす“重圧”や“恐怖”とは―

2025年2月5日 20:00
【注目】「2017年を機に、人生が大きく変わっていく」小室圭さんの母・佳代さんが綴る“騒動”の舞台裏 圭さんと眞子さんとの婚約発表を機に一変した日常、自身の金銭トラブルや知られざる親子関係…初めて明かす“重圧”や“恐怖”とは―
小室圭さんの母が綴った想いとは―

 2025年2月6日、小室圭さんの母・佳代さんの自伝エッセイ『ブランニューデイ あたらしい日』が発売されます。『ミヤネ屋』では、その自伝本をいち早く入手。初めて明かされた圭さんとの親子関係、眞子さんとの結婚や騒動の裏側、そして息子夫婦への今の想いとは―。

■「2017年を機に、人生が大きく変わっていく」小室圭さんの母が自伝本を出版

 2025年2月6日出版の自伝エッセイ『ブランニューデイ あたらしい日』。著者は、小室佳代さん。秋篠宮家の長女・眞子さんの夫・小室圭さんの母親です。

 出版の経緯について佳代さんは、「『もっと自由に、もっとあなたらしくやってよいのでは?』と、圭はアドバイスしてくれます。そんな状況の中で踏み出した第一歩が、この本です」と語っています。

 全7章・計215ページの内容は、息子を育てた手料理や、夫との出会いと死別、女手一つの子育てについて。中には、圭さんが描いた佳代さんの似顔絵や、楽しかったお弁当づくり、幸せのメニューなどのイラストも。

 そして、自身の人生を振り返るとともに綴ったのは―。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『穏やかな日常が、2017年を機に、人生が大きく変わっていく』

 圭さんと眞子さんが婚約を発表した、2017年5月。それからというもの、瞬く間に社会の注目の的となった佳代さん。

 皇族である女性と、息子の婚約。それをきっかけに、週刊誌で報じられた自身の金銭トラブル。そして、息子がアメリカで弁護士というキャリアを築くまでの紆余曲折。当時、起きていたこととは―。

■「息子の想いを受け止めようとすればするほど、眠れない夜が続き…」皇室の女性との結婚に、不安を抱いた日々

 圭さんと眞子さんの婚約までの馴れ初めについて、佳代さんは当時を振り返り、このように綴っています。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『そして月日が過ぎたある日、「将来、彼女と結婚するから」と、圭から笑顔で伝えられました。圭が彼女にプロポーズをして、お受けいただいたようでした。真っ直ぐな気持ちで惹かれ合っている息子たちを見ていると、もはや私も、奇跡が織りなす「ご縁」というものを感じずにはいられない心境になりました』

 2017年9月には、婚約内定の記者会見を行った二人。ともに笑顔の幸せそうな姿に、日本中がお祝いムードに包まれました。

 その一方で―。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『この結婚が公になり、どのような意見が飛び交い、その結果、私や家族がどのような状態に陥ってしまうのか。私人として、今までのような日常を過ごすことができるのかしら……そのようなことが、頭を駆け巡りました。息子の想いを受け止めようとすればするほど、眠れない夜が続きました』

 不安を感じる日々を送ったという、佳代さん。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『清廉であること。真摯であること。それらを大切にして、今までのように生きていこう。そう自分を奮い立たせるのが、精一杯でした』

 会見で最も印象的だった、圭さんの“好きな言葉”については―。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『圭の座右の銘は、周知の通り「Let it be(あるがままに)」。この言葉を彼が心に留めるようになった背景には、ストーリーがあるようです』

 きっかけは、大学1年生で経験した外国企業の通訳をするアルバイト。その仕事に誘ってくれた女性からかけられた言葉なのだといいます。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『この時に、彼女から「貴方らしくやればいいのよ。『Let it be』あるがままに生きればいいのよ」というメッセージをいただいたのです。彼女が天に召されてからも、その言葉は息子の心の中に生き続けています』

■「『ふさわしくない』と言われ続け、やがて『人格否定』の域に」“金銭トラブル”報道で生活が一変

 国民の期待と羨望の眼差しを集めた、婚約内定の記者会見。しかし、この3か月後、「佳代さんが、元婚約者の男性から約400万円の返済を求められている」という“金銭トラブル”が報じられたのです。その後、宮内庁は結婚の延期を発表しました。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『雑誌に、いろいろな記事や写真が出てから、私の家族や関係者の生活は、一変しました。自宅付近にはいつも記者がいて、カメラを構えています。圭や私の出勤時には、電車の中まで付きまとい、あれこれ問いかけてくることも度々ありました。

また、記者の取材に対して、私たちが黙っていれば「無愛想」「つっけんどん」「生意気」などと勝手に決めつけられ、少し表情を緩めようものなら「いい気になっている」と批判される日々でした』

 婚約会見の翌年・2018年に、圭さんはアメリカへ。ニューヨーク州の弁護士資格取得を目指し、フォーダム大学のロースクールに留学。生活の拠点を移したのです。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『圭とは、時折連絡を取っている程度でした。短い言葉を交わすくらいでしたが、それなりに様子もわかり、安堵しました。現地での暮らしや心情を思うと大変そうですが、それでも本人の意思が感じられ、元気でやっていることがうかがえました』

 しかし、問題が解決しないまま時は流れ、その年の11月には、秋篠宮さまがこの問題について言及。圭さんに、誠意ある対応を望まれたのです。

 その後も大きな進展は見られない中、圭さんが公開したのが、自身の考えを綴った28ページ・約4万字に及ぶ文書です。元婚約者からの返済請求に応じてこなかった理由を説明し、解決金を渡す意向があることを示しました。

 当時の心境について、佳代さんは―。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『家から出るのが怖い。家に居るのも怖い。職場への通勤も怖い。「いっそ、私がいなくなればいいのかもしれない」と、自分を否定する日々でした。しかし、(職場の)社員の中には、そんな私の気持ちをほぐしてくれる方たちもいました。

このように、関係者の皆さまから真心込めて支えていただきましたが、メディアでは相変わらず「ふさわしくない」と私は言われ続け、やがてそれは「人格否定」の域に達します。その辛さは、経験がおありの方にはご理解いただけることと思います』

 そして、婚約発表から4年余りが経った2021年10月。圭さんと眞子さんが二人揃って開いた結婚記者会見で、改めて結婚への思いを口にし、解決に向けた思いが語られました。

 この2週間後、“金銭トラブル”が報道されて以降、圭さんと佳代さんの元婚約者の男性は、初めて面会が実現。話し合いは、約1時間半に及びました。双方の代理人によると、元婚約者が圭さんから提案された解決金(約400万円)を受け取ることで、両者が“金銭トラブル”の解決に合意したといいます。

■「便りがないのは元気な証拠」様々な試練乗り越え二人で歩む息子夫婦に今、想うこと―

 それからほどなくして、アメリカへ住まいを移した圭さんと眞子さん。二人を送り出した佳代さんは―。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『様々な意見もありましたが、「真っ直ぐな気持ちで人を愛し、その人を守っていきたい」、息子のそのような想いを、私がどうして否定することができるのでしょう」

 しかし、またしても壁が立ちはだかります。受験していたニューヨーク州の司法試験が『不合格』であったことが、結婚会見の3日後に判明したのです。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
「息子の試験結果は残念ながら不合格でしたが、本人はあまり落ち込んでいる様子もなく、約3か月後に再び行われる次の試験に向けて、とても意欲的に取り組んでいるようでした」

 そんな中でも、圭さんは弁護士事務所で事務員として勤務する傍ら、次の司法試験に向け、勉強に励むことに。ところが、2度目の試験でも不合格。

 背水の陣で臨んだ3度目で、ついに合格を果たしました。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『私は、いつものように、今回も別段期待してはいなかったものの、知らせを受けた時は、先ずは息子の配偶者に「おめでとう」の気持ちを伝えました。誰よりも近くで過ごしている人が、最もしんどかったのではないかと思ったからです。愛する人に支えていただいて、圭はつくづく幸せ者だなぁと感じた瞬間でした』

 この合格から2年余りが経った2025年。佳代さんは著書の中で、アメリカで暮らす現在の圭さん・眞子さんとの関係性についても言及しています。

(内外出版社『ブランニューデイ あたらしい日』より)
『ここ数年、圭の後を追って、私がアメリカに行ったという噂が度々あるようですが、そんなことはありません。結婚をし、アメリカの司法試験に受かり、幸せな生活を踏み出した彼らに、水を差すようなことをするつもりはありません。

彼らとは、皆さんのご想像よりも距離を置いた関係性を、私は保っているつもりです。月並みですが、「元気で楽しく過ごしていたらいいなぁ」と思うに留めます。彼らのことは、「便りがないのは元気な証拠」と受け止めています』

Q.月日が流れ、心境の変化などもあって、本を出されたということでしょうね?
(元日本テレビ解説委員・小西美穂氏)
「当然、圭さんともお話しされて、内容についても暴露みたいなことではなく、『このあたりを説明したい』という同意の下で、本を出されているのではないかと思います。また、ご本人の言葉で綴られていて、佳代さんの半生・経験・価値観などが伝わるような内容だと思うので、どんな方なのかというのを改めて見て、メディアとしても冷静に、感情的な批判にならないよう捉えたらいいのではないかと思います」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2025年2月5日放送)

最終更新日:2025年2月5日 20:00
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