◇ラグビーリーグワン・プレーオフ3位決定戦　横浜26-20東京SG(19日、秩父宮ラグビー場)

前半8点をリードするも、後半に逆転され、敗れた東京サントリーサンゴリアス。試合後、スクラムハーフの日本代表・齋藤直人選手は、悔しさを噛みしめながら横浜キヤノンイーグルスの同じポジションでプレーした南アフリカ代表・デクラーク選手を称賛しました。

「彼のプレーでチームの流れを変えられるところは見習いたい」

横浜の劣勢を変えたのはデクラーク選手。後半6分、モールからボールを持つと、パスと見せかけ一気に加速。自ら持ち運び、最後は相手選手の頭上を越える絶妙なキックでかわしてトライ。会場全体の雰囲気を一変させるスーパープレーで、横浜に勢いをもたらしました。

デクラーク選手は「チャンス見えたところで自然と選択したのがうまくはまった、チームにエナジーを与えることができて良かった。今季日本では素晴らしい経験ができた。選手としては非常にいいことばかり」とコメントを残しました。

一方で、今季はリーグワンで成長ができたという齋藤選手。「スタートで試合に出る機会をいただいたので、ゲームを作る経験が1番大きかった。共同キャプテンでしたけど、チームに対する声かけであったり発言の仕方。去年よりチームのことを考えることが増えた」とコメント。

今年9月に開幕するラグビーワールドカップに向けては「必ず出場したい。必ず9番着たい」と、世界の強豪たちと戦いたい思いを口にしました。