【密着】会社員なのに日本代表 ラグビー根塚洸雅プロ転向の理由 W杯へ「濃い時間を過ごさないと厳しい」

■「仕事をやっていてよかった」日本代表なのに仕事とラグビーを両立
破竹の活躍を見せる根塚選手ですが、普段はグラウンドを離れ、千葉県にあるクボタの工場に勤務。
制服に着替えた根塚選手が向かったのは、自らのデスクです。
根塚「最初はメールを見ます。ラグビーで来られない時間が多く、結構メールたまっていたりするので。(部署は)勤労課という工場の環境を整えたり、皆さんが仕事しやすいようにしています」
工場内の備品整理や、会議準備など多岐にわたる業務内容。その仕事ぶりに根塚選手の仕事仲間は「報告を凄くマメにしてくれる」、「従業員誰とも壁を作らないですし、『これでいいですか?』とワンクッション相談してくれるので、ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)上手なところは私も見習っていきたいなって思うぐらい」と口々に根塚選手を褒めそやします。
それを聞いていた根塚選手は「悪いところも言ってください」とおちゃめに切り出すと、先輩は「悪いとこ言っていいん?勤務表提出し忘れたとか笑。勤務表を提出し忘れたまま(試合で)フランスに行っちゃった笑」と、明るい性格で周囲を和やかにしている様子が伝わってきます。
2シーズン目を迎えたラグビーリーグワン。プロとしてプレーする選手も多い中、根塚選手は社員契約を選択。仕事をしながらプロ選手と同じ練習をこなします。