【箱根駅伝】日テレ担当アナが紹介・山梨学院大学 “うなぎのぼり”中 予選会7位も…その裏にある選手の思い
今回は梅澤廉アナウンサーが、担当する前回大会総合18位・予選会7位通過の山梨学院大学を紹介します。
今大会、平塚中継所の実況を担当する梅澤アナですが、山梨学院大学を一言で表すと「うなぎのぼり」だと言います。
■予選会7位も「本大会を想定したい」“攻めの走り”
予選会は7位通過だったものの、この順位にも「裏話がある」と言う梅澤アナ。
飯島理彰駅伝監督は『予選会通過を確実に狙うために、集団走をみんなで確実に走ろう。そして後半を上げよう』という戦い方を示したそうですが、なんと選手の方から『本大会を想定したい』という声が上がったそうです。
「『それぞれの力を出して予選会トップ3を狙おう』ということで、本大会を想定した攻めの走りをした上での7位通過だったということです。ですので本大会に向けては、さらなる上澄みがあります」
■注目の留学生ランナーどちらが走る?上尾ハーフ歴代1位vs予選会総合4位
山梨学院大学の十八番と言えるのが留学生ランナーの存在です。今大会は4年生のボニフェス・ムルア選手、1年生のジェームス・ムトゥク選手の2人がエントリーされていますが、どちらか1人しか走ることができません。
上尾ハーフマラソンで歴代トップの記録をたたき出したムルア選手に、予選会で個人総合4位の走りを見せたムトゥク選手。
「エース区間2区でどちらの選手が走るのか。2人のエースが今ちょうど競い合って、そのエース力も“うなぎのぼり”中です」
■全ては箱根駅伝のために 伊東大暉主将がかけた意外な制約
山梨学院大学は2016年の第92回大会以来、シード権を逃しています。しかし、キャプテンを務める伊東大暉選手が言うには「選手個人個人が100%の力を出せばシード権は堅い」とのこと。
そう自信を持つ伊東選手は、箱根駅伝に向けて自分自身に制約をかけていました。それが「箱根駅伝前、記録会に一切出ない」こと。箱根駅伝を自分の全てだととらえることで、「箱根駅伝に向けて足をためている、まさに“うなぎのぼり”の最中だということです」
攻めの姿勢で箱根駅伝を見据える山梨学院大学。そのうなぎのぼりの勢いに注目です。