大谷翔平の電撃婚に“ロス”も……出会った「3、4年前」に何が? 激動の2年と発言の変化を振り返ると【#みんなのギモン】
そこで今回の#みんなのギモンでは、「『3、4年前』大谷選手に変化?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。
●祝福そしてロス 「憧れるのは…」
●“出会った頃”どんな時?
「IOC(国際オリンピック委員会)関連のホームページに、こんな文章が載りました。『すべての日本の母親が夢見ていた義理の息子は市場から消えた』。この意味は分かりますか?」
鈴江奈々アナウンサー
「義理の息子になってくれたらいいと思っていた日本人のお母さん、残念でしたということ(ですよね)。でも、日本人のお父さんも…」
辻岡義堂アナウンサー
「日本の父親も思ってますよね、間違いなく」
鈴江アナウンサー
「義理の息子ならいいぞ、と思っていた人はいたと思います」
小野解説委員
「文章はこう続きます。『野球の球にバットを当てるように、大谷翔平はタイミングというものを知り尽くしている。結婚も例外ではなかった』」
小野解説委員
「本人の1日朝の会見で分かったことがあります。初めて会ったのは3~4年前で、その後日本で何回かたまたま会って、そこから。大谷選手は渡米後、2月のキャンプの途中まで1人で暮らしていた。デートは外ではしていないということです」
「これでは外から、なかなか分かりようがありません。『発表はシーズンに入る前がベストだと思った。野球に集中したいのが一番』と語っていました」
小野解説委員
「結婚発表への反応は、祝福から嘆き悲しむ声までさまざまです。2月29日夕方、大谷選手の公式インスタグラムで発表があり、これまでに約300万のいいね!が付きました」
「SNSを見ると“大谷ロス”系が多いです。『私が結婚したかった』『大谷の妻に憧れるのはやめましょう』『私も日本人女性です』…。ロスというか、未練といいますか。『年下なのか年上なのか』『どうやって出会ったんだろう』など、“興味津々”系もあります」
市來玲奈アナウンサー
「確かに気になりますよね。勝手に妄想だけが膨らんでいってしまう部分がありますけど、コメントにこういう系統があるんですね」
小野解説委員
「他にも系統はあります。“野球しか興味ないと思った”系です。実は大谷選手に近い存在からそういう反応があります。WBCで共に戦った日本ハムの伊藤大海投手(26)は『野球しか興味ないと思ってた。びっくりですね。めでたいですね』と驚きました」
「エンゼルス時代の盟友、マイク・トラウト選手(32)は『野球と結婚したのかと思ってた』と話す記者に対し、『僕もそう思ってた。誰もが驚いたと思う』と言いました」
小野解説委員
「他には“奥さんは大変と気遣う”系もあります」
「日ハム時代の恩師の栗山英樹さんは『結婚で野球に集中できる環境が整い、さらに前に進んでいけるのではないでしょうか。奥さんは大変だと思いますが、くれぐれも翔平のことをよろしくお願いします、とお伝えしたいです』と思いやりました」
「大谷選手本人に『おめでとう』と連絡した日ハム時代の同僚の上沢直之投手(30)は『奥さんも大変だなと思いますけど、翔平もこれから結婚して、より責任感も強くなるだろう』と気遣いを見せていました」
忽滑谷こころアナウンサー
「確かに大谷選手は大スターですから、そのパートナーになるというのは大変なことも多いでしょうけど、それ以上に楽しくて幸せで、平穏な結婚生活を楽しんでほしいなと、一国民として思いますね」
小野解説委員
「『初めて出会ったのは3~4年ほど前』と大谷選手は話していましたが、その頃はどんな時だったのでしょうか?」
「4年前の2020年、メジャー3年目ですが悔しい年でした。新型コロナが流行し始めて、シーズンは7月に4か月遅れで開幕。2年ぶりに二刀流が復活しましたが、8月に右肘付近の筋肉を損傷して、登板したのは2試合だけでした」
「打者としても打率1割台と不本意なシーズンを過ごし、『ポストシーズンに行けず、悔しさの方が大きい』と話していました。しかしその翌年、一転して歴史的活躍を見せました」
「7月には史上初となる、二刀流でのオールスター選出。11月にはアメリカン・リーグのMVPに輝きました。打者として46本のホームラン、100打点をマークしました。投手としては9勝、156奪三振というものでした」
辻岡アナウンサー
「本当に激動の2年でしたが、もしかしたらこの頃に出会って、その存在が支えになっていた可能性もあるということですもんね」
小野解説委員
「そういうことになりますね。やっぱり、野球でも私生活でも忘れられない年になったのは間違いないでしょうね」
辻岡アナウンサー
「MVPまでとっていますからね」
小野解説委員
「結婚や私生活についての本人の発言をたどってみると、気づくことがあります。24歳だった2018年、結婚の時期について聞かれて『ないですね』と即答しています」
「それが27歳になった2021年には、家庭を持つタイミングについて『良きタイミングで』『なるようにしかならない。今のところはまだまだ先じゃないかと思ってます』。『ない』と即答したのに比べ、前向きになっています」
辻岡アナウンサー
「だいぶ前向きですよね。3年前のお話ですもんね」
鈴江アナウンサー
「もう出会ってますよね、この時にはね」
辻岡アナウンサー
「もしかしたら大谷選手、意識しての発言の可能性もゼロではないですもんね!」
鈴江アナウンサー
「しかも『なるようにしかならない』という言葉って、悩みを含んでるじゃないですか。すごく感じますよね」
辻岡アナウンサー
「お付き合いされてないけど、片思いの矢印はどちらかから飛んでいた可能性はゼロではないですもんね!」
小野解説委員
「(29歳になった)去年には、『結婚や子どものことも含めて平穏に暮らしたい。心が平穏なのが何よりいい。私生活はそうありたい』と発言。平穏という、具体的な家庭像を描いていたことが分かりますよね。今改めて聞き直すと、ですけどね」
「今年になって、『自分が思い描いていた25歳や30歳はもっと大人だと思っていた。子どものまま来ていると感じる。全く真逆の方向』とも答えています」
小野解説委員
「スタジアムでは夢中な野球少年。それと、家庭での平穏な時間。これをくっきり分けて考えているということでしょうね」
鈴江アナウンサー
「平穏な家庭を築くということは、大谷選手の今シーズンの活躍、そしてこれからの活躍にもつながってきますから、我々は日本にいてアメリカになかなか近づけないですけれども、温かく見守って活躍を応援したいですよね」
小野解説委員
「やっぱり大谷選手になると話が尽きませんね」
(2024年3月1日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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