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【順位表】早くも全勝チーム消える 町田が記念すべきJ1初勝利 勝ち点0は名古屋のみ【第2節】

2024年3月4日 5:54
【順位表】早くも全勝チーム消える 町田が記念すべきJ1初勝利 勝ち点0は名古屋のみ【第2節】
第2節終了時点のJ1順位表
サッカーJリーグの第2節の10試合が各地で3月1日~3日にかけて開催。今季J1に初昇格した町田が名古屋との一戦を制し記念すべき初勝利をあげました。さらにこちらも今季からJ1に復帰した磐田が合計9発の打ち合いを制して今季初勝利。16年ぶりにJ1を戦う東京Vは勝利目前の後半44分に失点し、勝利はお預けとなりました。第2節終了時点で早くも“全勝”チームが消える19年ぶりの珍しい展開となっています。また2試合が終わって勝ち点0は名古屋のみとなりました。

磐田5-4川崎F(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)

◆得点者
【磐田】植村洋斗(前半6分)、ジャーメイン良(前半18分、前半29分、後半35分、後半45+7分)
【川崎F】エリソン(前半36分、後半10分)、マルシーニョ(後半14分)、山田新(後半40分)

金曜日の開催となった磐田と川崎の試合は壮絶な打ち合いに。前半6分、磐田のルーキー・植村洋斗選手が左足でシュートし先制。前半18分、クロスにゴール前のジャーメイン良選手がヘッドでゴール。さらに前半29分にまたもジャーメイン選手が左足で決め磐田が3点リードします。しかし川崎も反撃。前半36分エリソン選手が巧みなシュートでゴールを奪うと後半10分、またもエリソン選手がヘディングでゴール。さらに後半14分にはマルシーニョ選手のゴールで3-3の振り出しに。それでも後半35分、磐田が反撃に出ます。PKをジャーメイン選手が決めて磐田が1点リード。しかし後半40分に川崎の山田新選手がお返しのPKを決め再び同点に追いつきます。試合を決めたのはすでにハットトリックを決めているジャーメイン選手。後半45分+7分、またもPKをしっかりと決めて試合終了。合計9ゴールの激しい打ち合いは磐田が制しました。

福岡1-0横浜FM(日産スタジアム)

◆得点者
【福岡】紺野和也(後半6分)

横浜FMのホーム開幕戦。前半17分、サイドで受けた横浜FMのエウベル選手がカットインから、インスイングの回転がかかったシュートを放つも惜しくもクロスバーに阻まれます。すると前半30分、アウェーの福岡にビッグチャンス。カウンターから湯澤聖人選手が放ったクロスをウェリントン選手が強烈なヘディングシュートもGKポープ ウィリアム選手の好反応に阻まれスコアレスのままハーフタイムへ。すると後半6分、福岡・重見柾斗選手のクロスを紺野和也選手が左足でうまく流し込み、ゴールネットを揺らしました。横浜Fも反撃に出るも1点が遠く、福岡が勝利。逃げ切った福岡は、過去一度も勝てなかった“対横浜FMアウェーの試合”で初勝利となりました。

柏1-0神戸(ノエビアスタジアム神戸)

◆得点者
【柏】木下康介(後半38分)

Jリーグ昨シーズン王者の神戸は前半10分、相手陣内でFKを獲得。キッカーの初瀬亮選手が送ったボールを山川哲史選手がペナルティエリア中央からシュートを放つも、ゴール左に外れてしまいます。スコアが動かないまま後半38分、柏の攻撃。右サイドからMF島村拓弥選手がクロスを入れると、これに反応したFW木下康介がペナルティエリア中央から右足でゴール右下に決めました。これが決勝弾となり柏は今季初勝利を飾りました。

町田1-0名古屋(豊田スタジアム)

◆得点者
【町田】藤尾翔太(前半21分)

町田は今シーズン初めてJ1に挑戦。開幕戦は引き分けでJ1初勝利を飾りたい町田は前半21分、敵陣右サイドでのロングスロー、一度はクリアされますが、再び鈴木準弥選手が右サイドからクロス。これに反応したパリ五輪世代・藤尾翔太選手がヘディングで決め、町田が先制。後半ホームの名古屋も攻めますが、ゴールネットを揺らせず。そのまま町田は名古屋からの攻撃を守り切りJ1昇格後の歴史的勝利を飾りました。

湘南2-1京都(サンガスタジアム by KYOCERA)

◆得点者
【湘南】田中聡(前半15分)、鈴木章斗(後半37分)
【京都】豊川雄太(前半19分)

互いに今季初勝利を目指したゲームは、序盤から攻め合う展開となりました。まずは前半15分、湘南が右サイドのコーナーキックを獲得。キッカーの杉岡大暉選手がボールを蹴り込みクリアされるも、こぼれ球に反応した田中聡選手がペナルティエリア手前から左足でゴール右下に決めます。そのあと前半19分、京都が反撃に出ます。福田心之助選手のパスがFW豊川雄太選手につながりペナルティエリア中央からゴールを沈めます。1-1の同点のまま前半が終了。均衡を破ったのは後半37分湘南。ペナルティエリア内から大岩一貴選手がパスを送り鈴木章斗選手が左足でゴールを決め決勝点。湘南が今季初勝利をあげました。

鳥栖4-0札幌(駅前不動産スタジアム)

◆得点者
【鳥栖】マルセロ ヒアン(前半14分)、ヴィニシウス アラウージョ(後半19分)、オウンゴール(後半38分)、原田亘(後半45+5分)

両チーム今季初勝利を目指す一戦、先手をとったのは鳥栖でした。自陣でボールを奪った河原創選手が一気に前線へボールを送ります。フリーで抜け出したマルセロ ヒアン選手が冷静にゴール右隅に流し込み前半14分に先制。札幌は前半34分浅野雄也選手がPKを蹴りますが、鳥栖のGK朴一圭選手にセーブされ同点に追いつけず。さらに札幌は後半11分に中村桐耶選手がこの日2枚目のイエローカードで退場。1人多い鳥栖は後半19分ヴィニシウス アラウージョ選手がPKを右隅に決め2点目。さらに鳥栖は後半38分右サイドから途中出場の富樫敬真選手がグラウンダーの速いクロスを入れると、相手DFの足に当たりオウンゴールを誘発。試合終了間際にもゴール前でパスから崩し原田亘選手がチーム4点目を決め計4得点。鳥栖は1人多い状況を優位に進め今季初勝利をあげました。

鹿島1-1C大阪(県立カシマサッカースタジアム)

◆得点者
【鹿島】植田直通(後半40分)
【C大阪】レオ セアラ(後半13分)

ホーム開幕戦となった鹿島はC大阪と対戦。前半両チーム何度も相手ゴールに迫りますが、堅い守備陣に阻まれ得点は奪えず。均衡を破ったのはアウェーのC大阪。一度GKから細かいパスをつなぎ左サイドを攻めます。途中出場の為田大貴選手が左足でクロス。中央でフリーのレオ セアラ選手が左足で倒れ込みながらシュートを決め先制。その後はC大阪のペース。何度も鹿島ゴールを脅かします。すると後半40分ホームの鹿島が意地を見せます。途中出場の名古新太郎選手のFKから植田直通選手がヘッドで決め同点に。勝ち点1を両チームで分け合いました。

FC東京1-1広島(味の素スタジアム)

◆得点者
【FC東京】荒木遼太郎(後半26分)
【広島】大橋 祐紀(後半24分)

開幕戦をアウェーで引き分けたFC東京はホームに広島を迎えての1戦。前半は防戦の展開となりますが、GKの波多野豪選手を中心に守り得点を与えません。しかし広島のコーナーキックからVARでFC東京のディエゴ オリヴェイラ選手がハンドの判定となりPKを与えてしまいます。これを広島の大橋祐紀選手がしっかり決め先制。大橋選手は2試合連続得点となります。しかしホームのFC東京は失点直後、前線から猛プレスをかけます。相手陣内右サイドでボールを奪うと、オーバーラップしてきた長友佑都選手へ、ボールがわたります。長友選手のクロスを荒木遼太郎選手が相手DFを背負いながらも右足でシュートしすぐさま同点に追いつきます。荒木選手も2試合連続ゴール。さらに攻めるFC東京は後半39分俵積田晃太選手が左サイドを突破し倒されPKの判定に。しかしここでもVARが介入し、倒されたのはペナルティエリア外だとわかりFKの判定に変わります。その後両チームゴールを奪えず、引き分けで終わりました。

G大阪1-0新潟(パナソニック スタジアム 吹田)

◆得点者
【G大阪】宇佐美 貴史(後半30分)

ホーム開幕戦のG大阪は新潟と対戦。ホームの大声援を受け前半からG大阪の攻める展開に。何度も新潟ゴールに迫りますがなかなかネットを揺らすことはできません。後半も攻め続けるG大阪は後半26分コーナーキックのチャンス。倉田秋選手がペナルティエリア内で倒され、一度はノーホイッスルでしたが、VAR判定でPKに変更。これを宇佐美貴史選手がゴール左隅に決め決勝点。被シュートを5本に抑え、頼れるキャプテンの2試合連続ゴールでG大阪が今季初勝利をあげました。

浦和1-1東京V(埼玉スタジアム2〇〇2)

◆得点者
【浦和】アレクサンダー ショルツ(後半44分)
【東京V】木村勇大(前半42分)

J1リーグでの対戦は2008年8月27日以来の顔合わせとなった浦和-東京Vの一戦。東京Vにとっては5615日ぶりの勝利を目指して戦います。先制点は東京Vでした。前半42分コーナーキックから混戦となり、最後は木村勇大選手が鮮やかな反転ボレーシュートでゴールネットを揺らします。その後ホーム浦和の猛攻を受ける東京V。アウェーに乗り込み2試合連続となる5万人超の観客が見守る中東京Vは戦います。すると後半42分に2試合連続となるPKを献上してしまった東京V。アレクサンダー ショルツ選手に後半44分に決められ同点に追いつかれてしまいます。あと一歩のところで勝利を逃した東京Vは浦和と勝ち点1を分け合いました。


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