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【バスケW杯】経験豊富なベテラン・比江島慎 バスケ人生の集大成で目指すは「夢の1勝」

2023年8月21日 12:00
【バスケW杯】経験豊富なベテラン・比江島慎 バスケ人生の集大成で目指すは「夢の1勝」
バスケ日本代表・比江島慎選手
8月25日(金)に開幕するバスケットボールワールドカップ。世界ランク36位の日本代表は東京五輪で銅メダルを獲得したオーストラリア(世界ランク3位)や、強豪ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)と同じグループEで戦います。“死の組”とも評されるグループで世界に挑む日本代表の全選手を紹介。今回は経験豊富な代表最年長選手、33歳の比江島慎選手です。

福岡出身の比江島選手はこれまでいくつもの優勝を経験してきました。小学1年生からバスケを始め、小・中で全国制覇を経験。高校はバスケの名門・洛南高校(京都)に進学し、史上2校目のウインターカップ3連覇を達成。さらに強豪・青山学院大学でも優勝を経験し、各年代で栄冠を手にしてきました。

プロ入り後は、Bリーグ・シーホース三河や宇都宮ブレックスでプレー。17年にはシーズンMVPを獲得。22年には宇都宮を日本一にけん引し、チャンピオンシップMVPにも輝きました。

その比江島選手の魅力は“比江島ステップ”と呼ばれる緩急をつけた独特なリズムのステップを武器に中へ切り込んでいくドライブ。変幻自在のカットインで得点を量産します。さらに、今回のワールドカップに向けては、トム・ホーバスHCがチームに求める3ポイントシュートをブラッシュアップ。今季のBリーグでも3ポイント成功率43.4%と全体3位、日本選手では1位の記録を残しました。

2013年から代表でプレーし、日本が世界を相手に勝てない時代を経験している比江島選手。前回のワールドカップは5戦全敗。そして東京五輪も3連敗で終え、大会後には代表の引退も考えたと言います。

それでも「地元開催なのでなんとしても1勝したい。もしかしたら自分の最後のW杯になるかもしれない。引退するまでに世界を相手に1勝したいというのは夢でもある。地元開催でそれを達成できるように頑張りたい」と強い決意で今大会に臨みます。

“比江島ステップ”と進化した3ポイントシュートを武器に「世界での勝利」を目指して戦う比江島選手に注目です。

▽日本の1次ラウンド組み合わせ
8月25日(金) 日本×ドイツ
8月27日(日) 日本×フィンランド
8月29日(火) 日本×オーストラリア
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