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【バスケ日本代表】渡邊途中離脱もアンゴラに逆転勝利 富永啓生が6本の3ポイント成功と躍動 後半ディフェンスでアンゴラの得点機を阻止

2023年8月15日 21:11
【バスケ日本代表】渡邊途中離脱もアンゴラに逆転勝利 富永啓生が6本の3ポイント成功と躍動 後半ディフェンスでアンゴラの得点機を阻止
バスケットボール日本代表・富永啓生選手
◇SoftBank CUP 2023(東京大会)バスケットボール男子日本代表国際強化試合 日本代表75-65アンゴラ代表(15日、有明アリーナ)

8月25日開幕のバスケットW杯を前にバスケットボール男子日本代表(世界ランク36位)は15日、アンゴラ代表(世界ランク41位)と国際強化試合で対戦。

日本代表のエース・渡邊雄太選手が前半に右足を負傷するアクシデントに見舞われましたが、後半ホーバスHC(ヘッドコーチ)が掲げる“しつこいディフェンス”がアンゴラの勢いを止め、逆転に成功。日本が75-65で勝利しました。

第1クオーター、この試合スタメン出場した渡邊選手が見せます。自らリバウンドを拾うとそのまま敵陣に進入しレイアップシュートを決めるなど、着実に得点を重ねて行きます。しかしアンゴラのインサイド陣に押され、14-16と2点ビハインドで第1クオーターを終えます。

第2クオーター、渡邊選手にアクシデントが。敵陣内でアンゴラ選手と接触すると、そのまま渡邊選手は倒れ込み、しばらく起き上がることができず。なんとか立ち上がった渡邊選手ですが、右足をかばうようにロッカーへと向かう事態となりました。

渡邊選手不在の中、奮起したい日本はここで3ポイントが当たり始めます。富樫勇樹選手、井上宗一郎選手、吉井裕鷹選手が次々に3ポイントを決め、32-36で前半を終えました。

渡邊選手不在のまま迎えた第3クオーター、富永選手の3ポイントでアンゴラと一進一退の攻防を繰り広げる日本。すると、馬場雄大選手の果敢なドライブが功を奏し、フリースローを獲得。馬場選手がこれを決めきる活躍を見せ、第3クオーター終盤で遂に逆転。51-49と2点リードで第4クオーターに突入します。

そして第4クオーター、ここまで4本の3ポイントを決めていた富永選手が躍動。ディフェンスでアンゴラのターンオーバーを誘うと、3ポイントラインよりもさらに遠い位置からシュートを放つ「ディープスリー」を決め、54-49の5点差に。さらにコーナーで全く角度のないところから3ポイントを決めるなどスーパープレーを連発。

さらに守備の手を緩めない日本は、馬場選手がスティールからレイアップを決めるなど、点差を広げ75-65で日本が逆転勝利。富永選手が6本の3ポイントを含む2両チームトップ20得点と大活躍。馬場選手もフリースロー10本中8本成功の合計10得点の活躍を見せました。渡邊選手は第3クオーター途中にベンチに戻ると、チームメートの応援に徹する様子が見られました。

勝利した日本は、次戦17日に東京五輪銀メダルの強豪・フランス代表と対戦します。

▽バスケ男子日本代表 今後の日程
8月17日 国際強化試合 日本代表ーフランス代表(世界ランク5位)
8月19日 国際強化試合 日本代表ースロベニア代表(世界ランク7位)