広瀬すず「一生懸命な瞬間を」高校サッカー
今年度も激戦が繰り広げられている「第100回全国高校サッカー選手権大会」。毎回、大会を熱く盛り上げてくれるのが『応援サポーター』の皆さんです。
今回、「第100回」という記念の大会を迎えるにあたり、歴代の応援サポーターたちが当時の思い出と選手たちへのメッセージを寄せてくれました。
第93回大会で応援マネージャーを務めた広瀬すずさんです。
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――応援マネージャーの思い出は?
選手たちの試合前の姿と、やっぱり試合直後とか試合最中の顔が全然違ったのがすごく印象的で、そのとき私も高校生(当時16歳)でしたが、同世代の人たちがあんなに輝いている姿はなかなか自分の学校生活ではなかったので、うらやましいなっていうふうに思っていた記憶があります。
――高校サッカーの試合で一番印象に残っているのは?
当時、私が応援マネージャーをやらせてもらっていたときの決勝戦で、応援歌を歌っていた大原櫻子ちゃんと2人で上から見ていたんですよね。なんか1人で見るのとは全然違って、両チームの応援したい部分だったり、悔しそうな姿を見て共有したりしながら一緒のタイミングで一緒の声が出てっていうのが何度もあったので、どんどん自分の中でも熱くなってくるものがあるし、ああいう感覚が初めてで、決勝戦はすごい記憶にある試合です。
――98回大会で(広瀬さんの故郷)静岡代表・静岡学園が優勝したときは?
あのときもテレビで見ていました。地元ならではの何かちょっと違う気持ちとして見守ってしまう部分はあったんですけど、やっぱり私が小さいころからサッカーやっている子たちはみんな静学に行くみたいな。だからそういうのも含めて、やっぱり地元民としては応援したくなっちゃいました。決勝戦(青森山田が前半2-1でリード、後半に静岡学園が2点をとり逆転)は本当にすごかったのを覚えています。1人で家で白熱してしまって、喉だけがあんなに痛くなるものなんだなって思った記憶が残っています。姉(広瀬アリスさん)も含め、家族のグループトークみたいなところにすごい勢いで(メッセージが)入ってきましたね(笑)
――高校サッカーの魅力は?
やっぱり見ている方も選手たちの情熱であったりとか、希望だったりとか、何かいろんなものを感じさせてもらえますし、うらやましいなって思うくらい、あんなにがむしゃらに一つのことに打ち込める時間ってなかなかないだろうなって思います。応援マネージャーをやらせてもらいながら、あの時間は選手にとってもたぶん一生の宝物なんだろうなって、見ている私たちにもすぐ伝わってくるような瞬間でした。すごく格好良くて、まぶしく輝いていて高校サッカーは特別なものがあるなって今も思いながら毎年、拝見しています。
――選手たちへメッセージを
このご時世で、いろんなことを経験して今までとは違う高校サッカーになっているのかもしれないですけど、今回は100回目という記念すべき大会で、さらにプレッシャーを皆さんが感じていらっしゃると思います。それでも今しかできない瞬間を選手の皆さんと、チームの皆さんと一緒に一生懸命がんばってほしいなと応援しています。
がんばれ、サッカー部!!
(JFA×民間放送43社コラボ企画)