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春高バレー 高松工芸・牧ベスト8敗退で涙

2022年1月7日 22:52
春高バレー 高松工芸・牧ベスト8敗退で涙

第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の準々決勝。高松工芸高校(香川)1-2鎮西高校(熊本)

夏のインターハイ王者、鎮西と対戦した高松工芸は、第1セット、身長210センチ牧大晃選手(3年)が最高到達点3メートル50センチの高さのあるスパイクや、鎮西のエース舛本颯真選手をブロックするなど、高さで圧倒し第1セットを先取します。

しかし第2セット以降、調子を上げてきた舛本選手を止めることができません。牧選手はサービスエースを奪うなど、エースとしてチームを引っ張りますが、流れに乗った夏の王者を抑えられず、第2セットを奪われます。

最終第3セット、序盤で牧選手がブロックされるなど流れは鎮西。仲間からの「牧、いけ!」の声に応え得点を重ねますが、点差を縮められず、逆転負けを喫しました。

牧選手は負けた瞬間、涙を流す仲間たちを平静を装い、なぐさめていましたが、ベンチ裏で監督からの最後の言葉に、思わず体を小さくし涙を流しました。「自分たちのチームは3年生が少なくて、チーム内で4人しかいないんですけど、来年チームを託すという思いで、涙を見せずに声がけをしようと思っていたんですけど、最後は涙を流してしまいました」

これで高校バレーを卒業となる牧選手、バレー界の至宝は来年からは舞台を大学へと移します。