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今治東 2度目の全国の舞台を終えて

2022年1月11日 19:40
今治東 2度目の全国の舞台を終えて

第100回全国高校サッカー選手権。愛媛県代表・今治東中等教育学校は1回戦で岐阜県代表・帝京大可児と対戦し、1-4で敗れました。選手権での戦いを振り返ります。

■試合のハイライト

2大会ぶり2度目の選手権の舞台に駒を進めた今治東は、1回戦で帝京大可児と対戦しました。試合は立ち上がり、帝京大可児の攻守の切り替えの早さや、高いテクニックに翻弄され、今治東が押し込まれる展開になりました。しかし、今治東の選手たちが慣れ始めると、ディフェンスの裏を取った高須賀陽斗選手(3年)が右足を振り抜きますが、帝京大可児のGK原幸大選手(3年)のビッグセーブが飛び出し、先制することができません。

試合が動いたのは前半32分でした。帝京大可児がロングスローから、J1湘南ベルマーレ内定・鈴木淳之介選手(3年)がニアサイドですらせたボールを日置大翔選手(3年)が詰め、先制点を奪います。さらに、前半のうちに追加点を挙げた帝京大可児が2点をリードし、前半を折り返します。

そして、後半の立ち上がりにも帝京大可児が追加点を挙げたところで、今治東の谷謙吾監督は動きました。スーパーサブの市川栞安選手(3年)を投入し、中盤の白川虎太郎選手(3年)を前線に配置するなど、勝負に出ます。すると、後半20分、市川選手が左サイドを突破し、クロスを上げると、クリアのこぼれ球を高須賀選手が押し込み1点を返します。しかし、意地を見せた今治東の反撃もここまで。今治東は帝京大可児に追加点を許し、1-4で敗れました。

■試合を振り返って

谷監督は開口一番、「やっぱり帝京大可児は強かった」と賛辞を惜しみませんでした。そして、「コンスタントに選手権に出場でき始めたのは、保護者、学校関係者、地域のみなさん、そして岡田武史さんをはじめとするFC今治のみなさんのサポートがあってのこと。それだけに一歩でも期待に応えられればという思いがあった。選手は頑張ってくれたけど、僕としてはもう少し長く選手の姿を見せられるように勝ち進みたかった」と話しました。

石山瑛キャプテン(3年)は「選手権の舞台に立ってみて、緊張するのが一番だった。試合の展開も難しかったが、みんなとプレーできたことが一番よかった」と振り返っていました。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/南海放送)

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