◇プロ野球オープン戦　日本ハム―広島(27日、タピックスタジアム名護)

日本ハムは27日、オープン戦2戦目で広島と対戦。前日のDeNA戦ではベンチ入りせずにホテルのベランダから見守っていたビッグボス・新庄剛志監督がオープン戦初のベンチ入りしオープン戦初采配を行いました。

日本ハムは2回、相手の暴投で先制すると、4回の今川優馬選手のオープン戦チーム第1号の2ランホームランや、7回の王柏融選手のソロホームランでリードを広げました。

守備では杉谷拳士選手が4回、広島の小園海斗選手のセカンドゴロを飛び込んで捕球。倒れ込みながらもトスし、ダブルプレーを演出。4-2で日本ハムが勝利しました。

試合後、「みんなが元気に楽しくやってくれていることが一番うれしい」と選手を称えた新庄監督。

「ホームランはあまりいらない。たまたま打席で自分のタイミングでしっかりボールを捉えた結果があれ(この試合2本のホームラン)になっただけだから。ホームランを狙いに行くとああいう当たりは出ないから。常に自分のフォームでしっかりボールを初球からたたきにいきなさい。追い込まれたら三振じゃなく、いつも言っているようにペッパー(打法)のような気持ちでいけということがつながっただけ」と話しました。

また、ファインプレーを見せた杉谷選手の守備について聞かれると。「守備は守りなんだけど、僕の野球は攻めなさいと。ゲッツーを取りきりなさいと。助かりますよ。ピッチャーは」と振り返りました。