◇みやざきフェニックスリーグ 巨人4-0斗山(8日、ひむかスタジアム)

巨人の選手たちがクライマックスシリーズ(以下、CS)ファイナルステージのメンバー入りへ激しいアピール合戦を繰り広げています。

7日から開幕したプロ野球の秋季教育リーグ「みやざきフェニックスリーグ」。この日、巨人は韓国の斗山ベアーズと対戦しました。

まず大きなアピールをしたのは先発マウンドにあがったドラフト5位ルーキーの又木鉄平投手。

今シーズンは3試合に先発登板も0勝1敗、防御率6.10と1軍の舞台では結果を残せませんでしたが、この日は伸びのあるストレートと武器のスラーブが冴えわたり、3回5奪三振無失点。

開幕日から試合を視察し、「全員にメンバー入りの可能性がある」と語っている阿部監督の前で好投を見せました。

また、バッティングでアピールしたのはシーズン最終盤から1軍で活躍を見せている中山礼都選手。打率.318でレギュラーシーズンを終えた勢いそのままに、この日もライトスタンドへホームランを放ちました。7日に行われた試合でも2安打を放った中山選手の好調ぶりを阿部監督も「ずっと調子いいから維持してほしい。代打の1番手。いいところで使いたくなっちゃうよね」と高く評価しました。

さらにこの日、阿部監督にバッティングをアピールしたのはモンテス選手。

今シーズン途中加入し、8月は月間打率で.358をマークするなど救世主ぶりを見せていましたが、9月から打率は急降下。シーズン最終盤でレギュラーから外れる試合もありました。

しかし、この日は高めの直球を完璧にとらえるホームランを放ち、阿部監督に復調をアピール。モンテス選手自身も「9月は自分のリズムが狂ってしまったので見直しており、非常に感触はいい」と調子が上向いていると語り、記者からのCSへの意気込みについての質問に対しては「I wanna win！(勝ちたい！)」と笑顔で答えました。

4年ぶりの日本シリーズ進出へ、今月16日から行われるCSファイナルを戦う巨人のメンバーは一体誰になるのでしょうか。