巨人がリーグ優勝を決めた9月28日の広島戦。9回の巨人・高梨雄平投手と大勢投手の無失点リレーに関し、両投手が舞台裏を明かしました。

高梨投手はこの回を任されたことに関し「ありがたいですね」と口を開くと「点差もちょっと開いていたので。5点差開いたくらいで、『2人行って、最後大勢』みたいに決まりました」と“優勝リレー”が計画されていたことを明かします。

高梨投手は、この登板のプレッシャーについて「絶対アウト取らないといけないと思って、『僕は投げても2人だな』と思っていたんですよ。（無死）1、2塁とかになったら、例えばトリプルプレーで試合終了になるわけじゃないですか。1アウト取ってヒット打たれて、次のバッターでゲッツーで終わったら、僕が胴上げ（投手）になっちゃうじゃないですか。だから絶対2人打ち取らないとダメだなと思って行った」とコメント。

その思いの通り、高梨投手は打者2人を打ち取ります。しかし代わってマウンドに上がった大勢投手は続く打者に5球目のストレートをセンターへのヒットとされます。

大勢投手は「打たれましたね、打たれた打たれた」と苦笑いを浮かべると「決めにいったまっすぐが打たれました。力んで、真ん中に入っちゃいましたね。追い込んだときに“大勢コール”がジャイアンツファンの方からすごい来てた中で、『シャー！』っていったらパッシーン打たれて。1アウト取るのってやっぱり難しいですね」とコメント。これに高梨投手も「その話したね、終わってから」と笑顔で振り返りました。

しかし、大勢投手はしっかりと後続を打ち取り、ゲームセット。胴上げ投手となりました。

(10月7日放送のCS日テレジータス『超ジャイアンツ』を再構成）