【W杯】水道使用量から振りかえる 日本代表激動のグループリーグ
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)
グループリーグ初戦、強豪・ドイツに逆転勝利を収めつつコスタリカにはまさかの敗戦、そしてスペイン戦での劇的勝利によって決勝トーナメント進出を決めた日本代表。
その激闘を東京都水道局が発表した「区部配水量(水道の使用量)」から読み解いていきます。
試合開始が22時ということもあり、眠りにつく時間帯のため、全体的に右肩下がりで推移しています。
その中でも試合中に平均以下で推移している部分、ハーフタイムと試合後の急激な増加が特筆できるポイントです。
また、日本の失点時には使用量が伸び、得点時には減少したことが読み取れ、日本選手の活躍が観戦している人を画面の前に留めたことが窺えます。
17時台から平均を上回る使用量を記録しています。試合に向けてお風呂や炊事を先に済ませておこうという動きがあったのでしょうか。
キックオフの19時を迎えると一転、平均を大きく下回ります。ハーフタイムでは急激に使用量が増加し、後半が始まると再び平均を大きく下回ります。後半36分コスタリカに失点を許すと、その後少しずつ右肩上がりになり、試合終了後に急上昇。
ホイッスルから約15分後にピークを迎えました。
この日はキックオフが午前4時ということもあり、3時台の推移は平均と大きく離れていません。
しかしキックオフが近づくにつれて使用量が増加。試合に向けて起床した人のなかで、トイレに向かう人が増えたためでしょうか。
試合が開始すると使用量は低水準をキープしますが、ハーフタイムを迎えると一気に増加。さらに後半、日本の連続得点でやや使用量が下がっているのが見て取れます。
試合が終了すると一気に使用量が増加し、さらに6時台に起床した人の朝の支度等もあり、使用量が平均に沿って伸びていったとみられます。
東京都水道局では、24時間365日、安定給水を維持するため常に配水量や圧力を監視し、W杯やオリンピックなど多くの方に注目されているテレビ番組が放映される際は、水道の使用量が普段と異なる動きをするため、特に注視しているとのこと。当日の試合進行状況による配水量の変化を予測し、あらかじめ水量・水圧の調整を行っているということです。