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レイズ上沢直之 番記者がマイナー契約を分析 「比較的ローリスクでローコストの戦力補強」

2024年1月20日 15:32
レイズ上沢直之 番記者がマイナー契約を分析 「比較的ローリスクでローコストの戦力補強」
レイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(写真:時事)
ポスティングで日本ハムからMLBレイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手。

招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決まっており、今後は他の選手と競いながらメジャー昇格を目指すことになりますが、MLB公式サイトでレイズを担当するアダム・ベリー記者は、上沢投手がいかにレイズに貢献できるかを分析しました。

「レイズはイニングを必要としている。彼はそれを提供できる投手だ」と話したベリー記者。

昨季、上沢投手はリーグ最多の170イニングを投げており、メジャー挑戦を表明した際には、「故障せず多くのイニングを投げることができる」と語っていました。

レイズで160イニング以上を投げた投手は、過去5シーズンで5人だけ。また昨季最多勝のザック・エフリン投手を除き、1年を通してローテーションを守った経験のある投手がおらず、イニングを稼げる投手が必要になった時に上沢投手の存在は重宝すると分析しました。

さらにベリー記者は上沢投手のマイナー契約について、「適正価格での補強になった。比較的ローリスクでローコストの戦力補強である」と言い、レイズがスプリング・トレーニング中に上沢投手をロースターの40人枠に加える場合、シェーン・マクラナハン投手、ドリュー・ラスムッセン投手、ジェフリー・スプリングス投手の3人が、60日間の故障者リストに入ることが確実なため、誰かを代わりに外す必要はないとしています。

そして、開幕までにメジャーに適応しなければならないというプレッシャーも軽減されるため、ベリー記者はその点もプラスに作用する可能性があると考えています。

また上沢投手は他球団からのメジャー契約のオファーを断って、レイズを選んだと報じられていますが、昨季チーム2位の15ホールドを記録したロバート・スティーブンソン投手のように、レイズは投手の育成や改造に定評があり、上沢投手の強みをどのように生かし、弱点をどのようにカバーしていくのかが注目されます。
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