【エックスゲームズ】実況アナ注目!スケボー男子パーク永原悠路「パリは何がなんでも俺が出場する」
今回は中野謙吾アナウンサーが、スケートボード男子パークの注目選手を紹介します。
東京五輪でメダルラッシュに沸いたスケートボード競技で男子パークは唯一メダルが取れなかった種目。それどころか決勝進出も叶わず世界との大きな差を痛感させられました。あの時テレビを見ながら「次のパリは何がなんでも俺が出場する」そう心に誓いを立てた一人の少年こそが、去年この種目で最年少日本王者に輝いた永原悠路(ながはら・ゆうろ)選手です。
東京五輪を見て目標変更 パリ五輪「必ず出る」
長野県白馬村出身。もちろん想像の通りスノーボードの腕前もプロ並みです。しかし、永原選手は雪の上よりも室内の木製のバーチカルを滑る事に熱中しました。
毎日毎日、練習に明け暮れた白馬の少年は、気がつけば日本トップクラスのスケートボーダーに成長。
そんな永原選手が「出たい」程度に思っていたオリンピックを「必ず出る」に目標を変えたのが東京五輪のテレビ中継を見た瞬間でした。
画面の向こうで世界に歯が立たなかった男子パーク。
永原「悔しかった。この種目でも日本人はきっと戦える。その事を証明したいと強く思った」
■目標変更後に急成長 パリ五輪のメダル獲得に自信あり
目標を変えてからの、永原選手の成長はすさまじいものでした。22年、千葉で行われた世界最高峰のアクションスポーツの祭典「エックスゲームズ」で日本人史上最高の4位に入り世界を驚かせました。
2月のUAEでの世界選手権では途中転倒はありましたが、永原選手の見せたビッグトリック「バックサイドキックフリップリップスライド」に会場中がどよめきました。
世界トップクラスのスピードと高さ、誰も見せた事のないトリックに挑戦しようとする勇気。永原選手には見ている人をワクワクさせる要素が詰まっています。
そんな永原選手に、自分の世界での立ち位置を聞いてみました。
中野「今、自分の持っているビッグトリックを成功させる事ができたらパリ五輪では何位くらいに入れるか」
少し陳腐にさえ思えるその質問に対し、永原選手は少し考えてこう答えました。
永原「メダルは必ず獲れます」
その答えが夢物語ではない事をきっと永原選手は、エックスゲームズで証明するでしょう。誰も見た事のない、世界を驚かせるビッグトリックを携えて。
【エックスゲームズCHIBA2023】
<初日/5月12日(金)>
深夜2時59分 日本テレビ(関東地区)
<2日目/5月13日(土)>
ひる12時 BS日テレ
深夜2時30分 日本テレビ(関東地区)
<最終日/5月14日(日)>
ごご3時 日本テレビ(関東地区)+TVer
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